登山レポート:点名:高層(こうそう)1112m …

山行名点名:高層(こうそう)1112m
行動開始日2016/11/26
期間(日)1
山行形態藪歩き
地域日本
都道府県・国岐阜県
住所・山域奥美濃(岐阜県本巣市能郷谷右岸尾根)
天候晴れ
行程【26日】
05:30 小牧発
    21号-157号 
07:05頃/07:20 能郷谷林道ゲート前着/出
08:25 標高600m
10:15 1080m北端
10:50/11:10 高層
11:35 1080m北端
14:00 能郷谷林道ゲート前駐車地
所要時間約6時間40分
参加者少々/計1名
入浴うすずみ温泉
参考資料後で見るとこちらも参考になりそうです。
「薮山独自ルート」さんのブログ  http://s.webry.info/sp/49454513.at.webry.info/201311/article_12.html
ルート
※画像を押すと拡大表示できます
コメント・点の記には、俗称コウソウ(コウサウ)とある。
・前週、此金谷左岸尾根の小尾根に取り付いた途端、ヤセ尾根の中心をシロモジかなにかの低木が占領して蓮の台座のように八方に枝を張りだしている。急壁の窪みに足を乗せ、枝を掴んで、かいくぐる。尾根芯に出ても写真参照。ツルが無秩序に絡み、一歩も踏み出せない。バランスを取るため脇の枝を掴もうとすると茨の林で、振り払っても纏わり付く。茨を切り離そうと剪定ノコギリで払うと、生意気にもスエィする。指でそっと掴んで根元を払う。(茨は、当日、下山で、かなり払ったが、今回も出てくる。心なしか蔓や枯れ草を払ったので、青々としている。)このジャングルで、心、折れた。小尾根は、ここを過ぎると急登になり、矮小木や灌木に掴まって登り、尾根が、600mから下る急斜面に吸収されると、掴まる物も少ない斜面に体を引き上げる。(前人の赤布がこの斜面に一つだけ着けてあった。)完全に高層まで行く事を断念。能郷谷右岸尾根の1080m北端まで行って引き返した。
・しばらく行くつもりはないはずだったが、折角の刈り払いが無駄になるのも惜しい気がして来た。
・前回、600m付近まで1時間40分、今回は、苦労しつつ1時間ほどで行けた。(ジャングルは高々、標高差50mもないもの。)このジャングルの無秩序は、此金谷側の堰堤作業路廃道に削られた性かと思う。
・此金谷左岸尾根のヤブはユズリハのヤブが3回ほど出てくるが、距離は短い。山頂手前からササのヤブが出てくる。B級と表現しようか。
・能郷谷右岸尾根は、ヤブ濃いように先回には感じたが、少し徳山側に逸れると、単子葉の草叢で、一条の踏み跡がある。ぼこぼこに柔らかい、人は踏みしめて歩くが、蹄で蹴り込んだ跡のようだ。次の1110mのコブを越えて緩やかに歩くと東側が50m以上、衝立のように切れ落ちている所に出る。狭間は苔むした礫岩が重なっており、源頭を証するが、崩壊後の跡かとも思う。180度の展望で、山嶺の肩に白い雪山が見える。御岳のようだが、もう一つ左の肩は、乗鞍か白山か? 屏風山も山の上に顔を出す。
境界標が、一つ古びてある。先の一条の道は、境界標沿いではないらしいので、ケモノ達の造成道のように思える。
・夏は小池、今は湿地を越えてブナ林を過ぎ、小高いところを目指すと三角点。登り始めのジャングルを思わす無秩序ぶりだが、木が大きい分、空間は広い。すぐ東のブナの大木に満足、休憩する。(能郷谷右岸尾根は、ブナの大木がいいと思い込んでいたが、心当たりを調べて見ると、鴨の白谷右岸尾根のことを思い違いしていたようだ。が、ここは写真参照。広い区域ではないが。)
・予期していない源頭の展望とブナ林で満足。総じて西側は樹木の幹や枝に遮られるが、蕎麦粒山が目立つ。1箇所、枝にさして煩わされることなく、イソクラ、能郷白山が見える。奥美濃の他の山とは色彩も異なり、家に帰って思い出すと、輝いて見える。別格の山だ。高層は、格別に地味な山だから、山好きの人には行って欲しいという山です。
・但し、下山、此金谷への分岐は、右に逸れやすい。また、600mからの急斜面は細心の注意で小尾根に乗ることが必要です。
・格別、今まで意識した山ではないので、これまでの高層が写っていそうな写真をひっくり返してみたが、やはりはっきりしない。今度はどこから見ると、高層がはっきり見えるだろうか。
写真小尾根のジャングル
小尾根のジャングルその2
標高600m付近
主尾根合流付近のヤブ
源頭
源頭からの展望。中央、奥、屏風山
同。小白木山
高層山頂付近のブナ林
三角点
三角点付近
ブナ林その2
能郷白山

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