登山レポート:南越百山(みなみこすもやま)2569m/中小川左俣遡行 …

山行名南越百山(みなみこすもやま)2569m/中小川左俣遡行
行動開始日2000/8/26
期間(日)2
山行形態沢登り
地域日本
都道府県・国長野県
住所・山域長野県大桑村・中央アルプス
緯度/経度35.674459137.805762
天候晴れ
行程【26日】
12:15 犬山出発
―――― R19-R256-大平街道-R153 ――――
15:30 台城公園(松川町) Kさんと合流
―――― こまくさの湯(駒ヶ根)にて入浴 ――――
20:00 砂防ダム工事事務所前・幕営(水、自販機あり)
【27日】
04:30/05:00 砂防ダム工事事務所前
05:30/05:50 シオジ平駐車場(朝食)
06:05 登山口(1430m)
06:55/07:00 乙女の滝                  
07:45 カモシカ落とし
08:00 五段の滝
08:30 入渓(2070m)
09:55 ハイマツの藪に入る
10:44/11:33 南越百山(2569m)
12:05/12:10 水場
12:48 登山道との分かれ道(2100m)
15:00 乙女の滝                  
15:35/15:38 登山口
15:46 橋(ゲートあり)              
-------- 中小川避難小屋 ---------
15:55 シオジ平駐車場
16:30/17:00 砂防ダム工事事務所前(ラーメン)
所要時間10時間5分(シオジ平駐車場~登山道~南越百山~登山道~シオジ平駐車場)
参加者Kさん、IT/計2名
コメント<26日>
前回は台風直撃で涙をのんだので、今回はそのリベンジ山行。相棒のKさんが飯田市で仕事があるということで近くの沢でということになった。
 Kさんの仕事が片付く時間に合わせて自宅を出発した。ほぼ予定通りに飯田市に到着。携帯で連絡を取りつつ合流。松川町の台城公園に僕の車(RVR)を残し、Kさんの車で登山口に向けて出発。食料調達、温泉入浴、駒ヶ根名物のソースカツ丼を食べて準備完了。
 今回の予定した仙涯沢は天竜川水系の与田切川の支流である。事前調査では中小川避難小屋あたりまで車で入ることができるとのこと。・・・・ということであったが、なんと砂防ダム工事で林道が途中で通行止めになってしまっていた。やる気をなくす。(次の日にこれは勘違いであったことがわかるのだが・・・・。)
 しょうがないので砂防ダムの工事事務所の駐車場に車を置き、そこに幕営することにする。時間が早いので途中で調達したビール、ワインで酒盛りを始める。工事事務所には水が引かれていてビール、ワイン、スイカなどを冷やすにはうってつけではある。Kさんは超酒好きなので、ビール2/3、ワイン2/3、自前のウイスキーなどガンガンいっている。明日の登山がどうなるか心配だが、、、まあいっか!!
<27日>
 4時頃に目を覚ました僕は通り過ぎていく車の音に気づく。なんとこれ以上車が入っていけないと思っていた道が通行可能と判明。Kさんをたたき起こすが昨夜の酒が残っていて非常に辛そう。荷物をまとめて再び車で出発し、シオジ平の駐車場に到着したのは5時30分頃。やっとの思いて登山口に到着したのは予定時間より1時間30分遅れの6時であった。中小川避難小屋の前と林道が川を渡る手前あたりにも駐車可能。
 遅れたものは仕方がないとあきらめて登山開始。中小川登山道は、各所に梯子、クサリ、ロープがあり、事前調査の通りかなりハードなルートであった。Kさんはなかなか酒が抜けきれずフラフラになりながら登ってくる。顔色が悪い。かわいそうに!!
 仙涯沢(中小川右俣)への入りかたであるがこれがわからない。仙涯沢の出合いの大きな滝は見つけることができたが登山道がかなり高いところについており沢に下りることは不可能。どおせ予定より遅れているのでまあいいやということで先に進む。協議の結果せっかく沢の用意があるので中小川左俣に入ることにする。途中までは登山道が並行しているが2100mあたりでお別れとなる。沢のルート自体は困難なところはなくロープなしで快適に登っていく。標高が上がってくるといくつかの二俣が現れるが水量のある本流を地図、コンパスを頼りに進んでいく。稜線まで困難な個所はないはずなのでどんどん先に進む。
 標高2400mあたりで藪が行く手をさえぎる。手袋、長袖のシャツを着用して、残りの標高差はたった100mだと気合を入れて藪に突っ込む。源流部の不明確な沢スジをたどっていくと、登るにつれて植生が雑草からハイマツに変わっていく。地形が尾根状になると背丈ほどの這松が行く手を阻み登行不能となる。登るなら沢スジがいいということで一つ右の沢にトラバースしてさらに登る。右手に越百山の山頂がハッキリと確認できた。コンパスと地図で進行方向を修正しながら登っていくと目の前にヒョッコリと標高2569mの南越百山山頂が現れた。嬉しくてKさんと大騒ぎしながらハイタッチで登頂を祝った。
 今日の山頂は天気も良く静かで気持ちがいいので、濡れたものを乾かしつつ大休憩することにした。下山は中小川登山道を忠実にたどっていく。仙涯沢へ入渓する方法であるが、カモシカ落としといわれる所の手前(登山道が高巻きに入る前)から沢に入るしかないようだ。次回の課題としたい。登山口には15時30分頃に帰着。
 駐車場には渓流釣り師が支度をしていたので話を聞くことができた。このあたりの沢をいろいろ探っているが魚の気配がまったくないとのこと。こんなきれいな流れに魚がいないというのは不思議な話である。今日は下流域を試すとのこと。ちょうど釣りに最適な時間帯なので釣果に期待したい。
 帰路であるが、まず腹が減っていたのでダム工事事務所前でラーメンを作って食べた。今回、ダム工事事務所には大変お世話になってしまった。ありがとう。その後RVRを回収、昼神温泉で汗を流したあとKさんと別れた。
写真中小川左俣の沢登り
中小川左俣の沢登り
南越百山(みなみこすもやま)2569m山頂
中小川左俣の流れ(入渓点かな?)
中小川左俣の流れ

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