山行名 | 御岳山(おんたけさん)3063m/山スキー | |
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行動開始日 | 2005/4/23 | |
期間(日) | 1 | |
山行形態 | 山スキー・バックカントリスキー | |
地域 | 日本 | |
都道府県・国 | 長野県 | |
住所・山域 | 長野県木曽町三岳 | |
緯度/経度 | 35.896089 | 137.507935 |
地図 | 御嶽山、御岳高原(1/25,000) | |
天候 | 23日 快晴 | |
行程 | 【23日】 06:30 犬山(集合) 09:00/09:40 御岳ロープスキー場駐車場(駐車、準備) 10:00 スキー場の最上部(登山準備、出発) 12:30/12:40 9合目小屋(休憩) 13:05/13:20 稜線(最高到達点) 樹林帯(ティータイム) 15:05 スキー場の最上部(下山) | |
所要時間 | 5時間25分(御岳ロープウェイスキー場トップ-御岳山山頂往復) | |
参加者 | m,t,IT/計3名 | |
コメント | 素晴らしい天気になった。本日の心配要因は体力と風、頂上付近の雪(氷)の状態。自分は冬にはスキーに専念するため登山の回数が減り、脚力、心肺能力の低下が予想される。まあ、行けるところまで行こう。 スキー場は一般スキー客と登山客で第一駐車場は満車。第二駐車場に車をとめた。頂上付近のクラストが予想されるので、団体装備としてピッケル2、アイゼン1を携帯。(ピッケルかアイゼンのどちらかを各自選択。)また、足回りであるが最近の自分のテーマ「登山靴で如何に滑るか?」への取り組みとして、今回もプラブーツ+ショート山スキー(Rossignol Venture 全長:1m)を選択。登りは問題ないと思うのだが、この装備で何処まで滑りを楽しむことができるか?ゲレンデに通い特訓した成果が試される。 先年事故のあったロープウェイに乗り込む。ゲレンデの雪付き状態であるが、辛うじて前面滑走可能。下りてきてからのゲレンデ内での滑りも楽しみである。ロープウェイの終点駅で登山届けを提出、ゲレンデの最上部でスキー板、シールを装着。先客のトレースに導かれ登山開始。 樹林帯を抜けハイ松が顔を出している所で1回目の休憩。好天を狙って多数のパーティが入山しており、山スキー、テレマーク、ボードなど、思い思いの装備の登山者が前後して頂上を目指す。心配された風は微風。 高度を上げるにしたがって硬いクラスト斜面が出現しはじめる。柔らかい斜面を拾いながら高度を稼いで行く。クラスト斜面ではシールがききにくくスキーを蹴りこんでも足場も出来なく危険なため、夏道に上がり板を外す。天気は悪化傾向で9合目小屋付近にさしかかると斜面状態はさらに悪化。9合目小屋の上で小休憩していると、さらに上を目指してボーダーチームが登っていく。「ボード靴でよく登るなあ」と心配になる。登行再開、豪快に滑走してくるボーダーや慎重に滑ってくるスキーヤー、恐ろしくて足が出なくなっているボーダーなど様々なスタイル?で下山する登山者とすれ違う。稜線まで十数メートル?のところでトレースが無くなり、ピッケルでステップを切りながら(疲れた!!)の登行となる。今日は斜面状態が悪いので頂上を諦め、稜線(火口の一端)に出たところで登行中止とした。 下山であるが、水谷、竹原の両名は果敢に稜線から滑走、自分はスキー装備が心許ないのでしばらく歩き、9合目下より滑走することとした。9合目小屋で他メンバーと合流、雪と氷の斜面をスキーの調子を確認しながら滑走開始。十数ターンもするとスキーにも慣れ、なんとか滑走を楽しむことができるようになった。天候悪化による気温低下で、登りの時よりも斜面が硬くなっている。樹林帯に入りティータイム、大休止。樹林帯の雪質は板が沈み、回し込みにくい。ショートスキーは小回りがきくので、樹林回避という面では予想外に調子が良かった。15時にスキー場に帰着。厳しかったが非常に楽しく充実した登山であった。 ** おまけコーナー ** <プラブーツ+ショート山スキー(Ross Venture 全長:1m)で御岳を滑った感想> ・ショートターン主体の滑走で比較的安定して滑走できる。プラブーツ+長い山スキーよりも良い。 ・短い板は小回りがきくため樹林帯でも威力を発揮する。 ・装備が軽いので登りで負担軽減。 <今後の課題> ・重い荷物を担いだ場合、急斜面での登下行、トラバース、滑降など、よりシビアな状況下での戦闘能力の見極め。 ・快適な登行、滑走のための工夫。 ・スキー技術の向上。 | |
写真 | 樹林帯上部 | |
樹林帯上部2 | ||
御岳 | ||
9合目小屋より上の様子 | ||
樹林帯、下り |
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