山行名 | 鳥越城山(とりごえじょうやま)310m、高三郎山(たかさぶろうやま)1445m/「犀奥」の山の響きに魅かれて | |
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行動開始日 | 2009/6/13 | |
期間(日) | 2 | |
山行形態 | 山歩き | |
地域 | 日本 | |
都道府県・国 | 石川県 | |
住所・山域 | 白山市鳥越(鳥越城山)、石川県金沢市(高三郎山) | |
参考書 | 石川県の山(新・分県登山ガイド18) p44、p54 | |
天候 | 6月13日(土) 曇り、14日(日) 曇り後、小雨 | |
行程 | <13日> 12:00頃 小牧→名神→北陸道・小松IC 16:00頃 鳥越城山山頂駐車場 釜清水(弘法池の水)周遊 17:20 駐車場 18:50 犀川ダム(テント泊) <14日> 05:10 犀川ダム(テント泊)発 06:20 倉谷集落跡 07:10 シャクナゲ尾根登山口 10:00 クラコシ尾根分岐 10:25/10:40 高三郎山発 11:00 クラコシ尾根分岐 11:50 馬ノ背 12:40 栃倉分岐 13:45 ナガ尾根登山口 14:20 倉谷集落跡 15:25 犀川ダム | |
所要時間 | ||
参加者 | 最少/計1名 | |
コメント | ・ 第1日めは(写真おまけ13、14)、日本百名水の弘法池の水を調達。鳥越城山は、一部、中の丸門など復元されている。釜清水へ向う杉の植林道でカモシカを見る。 ・ 犀川ダムまでの道は、一車分だが、全面、舗装されている。ダムサイトにトイレあり。駐車場は5、6台のスペースで、車が一杯であった。薄暗くなっているのに、男女の乗った車1台やってくる。早速、ブヨ?の襲撃を受ける。 ・ 食事にかかろうと、ガスカートリッジにバーナーをセットできない。カートリッジは、新品でバーナーと同じ会社の製品だったからそんなことは夢にも想定していなかった。余分に買ったおにぎりと予備食を夕飯と朝食に回すことにした(バーナーは、10年くらい前に買った。) ・ テント内がほの明るい。ダムサイトに、街路灯が点いている。2時半頃、目が覚めると、ウグイスが笹鳴きしている。間歇的に金属管を空気が通り抜ける時のような音がする。 ・ 朝、煙雨が顔に当たる。出発時には止む。テントの入口を開け放したら、すぐにブヨ?が数匹、入り込む。青黒いダニも1匹見つける。それらはゴミ袋行きとなった。 ・ 山は靄に包まれている。林道を歩いているとエンジン音がしてモーターを付けたボートが下ってきた。ササユリが時折、咲いている。 ・ ビニールシートで小屋掛けしてある簡易住居を見る。倉谷集落跡手前の吊り橋を渡ると道が三叉路になる。左手、倉谷川に沿う。集落跡を過ぎ、河原におりた時は石に白ペンキで○印が描かれている。土手にはいると、ビニールシートの小屋から人が出て来たので、話を交わす。沢に入るのだという。今日は釣りをする予定。こうした小屋を、5つ見かけた。駐車場の車は、釣師の車だと思う。 ・ シャクナゲ尾根入口分岐はコシアゲ谷を渡った所で、川沿いに道は続く。道標はないが、尾根側にテープがある。この尾根入口は、標高約400m。クラコシ尾根分岐までの標高差、約850m。ガイドブックのコースタイムは1時間20分。普通、標高差300mで1時間のタイムだから、2時間20分の間違いだと思う。ササユリが所々咲いている。急登が終わった後も距離は長い。道はしっかりしているが、痩せ尾根の一部に灌木が覆っている。クラコシ尾根分岐手前の道脇の岩にヒメシャガが咲いているのを見つける。始めて見た花のように咲いている。 ・ 山頂では、最高点のピークのみ見えた。しかし、胸くらいの灌木越しでは、非常に遠い。 ・ クラコシ尾根にはいる。段々踏み跡程度になる。痩せ尾根になると右側は切れ落ちた崖になる。馬ノ背(展望良し。スラブ状の斜面が展望できる。)を過ぎてからは、砺倉分岐まで背丈くらいの灌木で薮こぎとなる。右側は崖で一本道のはずだけど、不安になる。ちょうど樹木が切れ、左側に沢が上がって来ている所でザックから磁石を出し、沢の方向を確認する。砺倉分岐手前らしい。でも、砺倉分岐がわかるかと歩いていたら立派な道標があった。 ・ 分岐から少し歩きやすくなるが、笹に覆われた所もある。1時過ぎから雨がポツポツしだした。予報では昼から晴れのはずが。下山後、平地は晴れていた。 ・ 今回の山行では、教訓が強力であったので、山自体の印象を簡単にまとめると、写真9、10と12(中央3つのピークの一番右が高三郎山で左の尾根がシャクナゲ尾根。雪渓が下りて来た所をよく見ると尾根がある。これがクラコシ尾根で手前の長尾根を周回する。)になります。犀川源流の山、犀奥(さいおく)という言葉は、一方では白山の後ろなのに、金沢市街にも近いという微妙な位置ですが、釣師の人たちが小屋掛けするような場所であり、動物の糞はよく見かけるのに姿は見えない。遠くで鹿笛の音がする。夜啼鳥が鳴く。動物は本来、姿を現さない方が普通ではないか。注意:虫除け必携。薮こぎ状態だと灌木の花粉やウルシ類でカブレる。適期は5月まで、10月以降、雪が来るまでですか。 ・ 教訓 1山の備品は必ず山行前に試装する。 2ガイドブック(情報)は、鵜呑みにしてはいけない。 ・しかし、コーヒーを湧かして飲みたかった。 | |
写真 | 犀川ダム | |
倉谷集落跡墓所 | ||
倉谷川沿い道跡?登山道は玉石の所。 | ||
長尾根分岐。シャクナゲ尾根道へはまっすぐ。 | ||
シャクナゲ尾根登りに咲くササユリ | ||
高三郎山山頂から最高点ピーク。展望はこれぐらい? | ||
クラコシ尾根分岐から下りの登山道 | ||
谷を隔てた高三郎山側の雪渓 | ||
9.馬ノ背からコシアゲ谷 | ||
10.同じく高三郎山斜面。 | ||
砺倉分岐 | ||
12.吉次山山頂南手前の展望地から見た高三郎山(中央の一番右)。奥は見越山? | ||
13.おまけ。鳥越城山山頂。復元された中の丸門。 1 | ||
14.おまけ。弘法池の水 |
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