山行名大黒山(だいこくさん)891.5m、点名:イカ谷(いかたに)778.3m
行動開始日2016/9/27
期間(日)1
山行形態藪歩き
地域日本
都道府県・国滋賀県
住所・山域湖北(滋賀県長浜市余呉町中河内)
天候晴のち薄曇り
行程【27日】
06:00 小牧発
07:40頃/07:55 半明水場手前広場駐車地着/発
08:05 入山口
09:40 点名:イカ谷
10:55 大黒山
11:00 椿坂峠分岐
11:50 109号鉄塔
12:00 東峰
12:35 105号鉄塔
13:15 104号鉄塔
14:00 高時川本流徒渉後河原
15:25 半明の水場で地元の方と話しをしてから駐車地
所要時間約7時間
参加者少々/計1名
入浴長浜太閤温泉浜湖月
参考書余呉トレイル詳細マップ http://woodypal.jp/yogotrail
ルート
コメント・最近の山ページネットサーフィンで、「森羅万象・尾張トレッキング」というホームページを見つけた。「やまにあ」がリンクに指名されていて、やまにあには、こちら非力で遅足なので何の貢献もしてないのですが、とりあえずうれしい。何か書こうという気になりました。
・余呉トレイルは、参考書にあげたマップの制作・販売者ウッディパル余呉(民間施設あるいはNPO?)が指定したもので、地図の説明にもある通り、既定の登山道、送電線の巡視路や杣道、踏み跡・けものみちをつなげたもの、高島トレイルよりもワンランク上と思います。また、私の持つのは、年号としては、2013-2014と書かれているので、もう2年は立っています。NPO?単独では、道の維持はできないと思います。この山域は安蔵山とか妙理山とかしか行ってないのですが、何か自分の知らない昭和の時代の奥美濃の雰囲気を感じるのです。ダムの計画で家1軒残ってない離村した名だけの跡があちこちあるのですが、かっての奥美濃もこうした山村の点々とした山間いで里山の雰囲気を感じさせるものではないか、また、森本次男の名著「樹林の山旅」に冠せられる樹林は、こんな雰囲気ではないかと。
・さて、前置きはこれくらいにして、完全廃村の半明の橋を渡る手前に水場があり、(皆さん水を汲んで行かれます。)50mほど手前の道脇広場に駐車する。入山口は(偵察済み)、道路から見ただけでは、全然わからない。畑?の畦道で横切り、尾根裾のマント群落を見ると、切れた場所がある。けものみちと同じ、現に、マント群落を抜けるとヌタ場がある。縦横無尽のけものみちが急斜面に付いている。尾根芯に上がると踏み跡ははっきりする。動物たちの生活道路。やたらに滑っている跡があるのはイノシシか。点名:イカ谷までは、踏み跡は薄い所あるも辿ることはやさしい。マップの雌鳥越から大黒山北尾根800mへは、背丈ほどの笹薮で完全な廃道である。尾根に合流すると右手側に杉の植林が出てくる。大黒山へは、この杉の植林境を辿る、踏み跡も再び出てくる。今回、このコースは登りだったので比較的やさしいが、下りにとると非常に難しいと思う。2万5000図で699mとある北西の尾根に誘い込まれると思われる。
・踏み跡歩いていると、前方横4,5mのところで音がして、体長1mを越えるクマが、後足を下にして、前足は上に向けて、落ちた、というとクマさんに失礼なので、もちろん飛び降りた。数メートルの上下空間があるので、一瞬、全身の静止画が見え、消えた。この山域は生物が豊か。大黒山先の巡視路では、30cmくらいの典型的な子マムシをみるし(結構、ヤマカガシかわからない時がある。)、アカガエルのようなカエルは頻繁に道を跳ねるし、生まれてそんなにたってない小トカゲも結構、横切るので、餌は豊富だろう。林道では、工事車両や釣り師の車が他の林道と比べてよく通るが、1匹引かれていたし、下山後の林道では、干からびていた。東峰を過ぎてブナ林のお池水場で牝鹿が1頭逃げていった。ブナ?の根元にスズメバチが1匹飛翔している。スズメバチは里の方が餌が豊富なのにこんなところにもいる。その他、灌木で見えないところでざわめきやグモォとかいう声。山は余分な許容量を持たない。豊かというより、棲み分けてこれが本来の山の姿と思う。
・大黒山山頂付近は腰くらいの笹と樹林で展望なし。椿坂峠への分岐に来ると1.5mはある広い道となる。こんな広い道は椿坂の集落から鯉谷を経る道だろうと思い、左手側に尾根を探すがない。右手側の木に黄色いテープが巻いてあり、一見、枝で通行止めしてあるような所を過ぎて、しばし下ってみるが左手に尾根はない。もう一度確認するため戻り、黄色テープの所で地図をみながらお握りを食べる。この広い道が東峰へ向かう道だと確かめる。道は、巡視路に合流し、快適な道であるが、こうしてどこへ向かっているか認識してないと易しい道とは言えない。黄色のテープは、鯉谷・椿坂集落への分岐と思われる。以前、安蔵山に行った時、田戸で京都から来ている釣り師の人に会ったが、国道側に車を置いた人が、反対側のこちらに下りてきて途方に暮れていたので送ってあげたと仰っていたのを、さもありなんと思います。
・104号鉄塔を過ぎて急斜面の下降になると、巡視路道は尾根に直登で階段を付けてあるので、下りながら、しんどい。雌鳥谷に下りて橋を3回渡ると本流出合。雨後の増水で膝ほどの深さ。土嚢袋にビニール袋で裏打ちしたアイテムで徒渉するが膝まであると無力であった。対岸で靴を脱ぎ、靴下を絞り、残りのお握りを食べる。半明手前で後ろから土砂を積んだトラックが追い抜いていくので怪訝に思う。半明の造成地のところで重機とそのトラックが留まっている。工事表示板をみるとしゅんせつの文字が見える。
・半明を過ぎた水場で地元の方が水を汲んでいらっしゃったので話しをすると、工事現場は送電線関係に使用するヘリポートの造成で尾羽梨ダムは、砂防ダム程度で行っても面白くないよと言われた。恐らくダムの浚渫土砂を運んでいると思う。この辺では昭和40年代初めまでは炭焼きをやっていた。自分は来年?退職だが、一番若い。なにかまだ作っている山の幸はありますかと聞くと「キハダ」はどこの家でも作っている。こちらは煮詰めたりしないで粉にするそう。(注1) 前は塩津街道あぢかまの里で販売していたが、いまでもこの道の駅で売っているじゃないかとのこと。
・結論:ある程度、山を登っている人には良い山行になります。但し、今日、暇だから行こうかというような山域ではありません。地図、コンパス必携。クマに会いたくない人、クマ鈴、必携。
・栃之木峠に立ち寄ってから、電話して長浜太閤温泉浜湖月に行く。老舗の旅館なので落ち着かない。1500円。でも、さすがの高級感です。着くのは5時頃になりますねと言われていたので、木之本から長浜まで高速使って、5時頃着。
注:地元の方は「だいこくさん」と仰ってました。
注:ルート図、入山口へは、尾根をカットしていることになっているが、もちろん間違い。道路を歩いてます。
注1:徳山村では、煮詰めるようだ。「水になった村 ―ダムに沈む村に生き続けたジジババたちの物語―」 大西暢夫 情報センター出版局 2008.1、 
「徳山村に生きる ―季節の記憶ー」 大西暢夫 農山漁村文化協会 2009.5  参照。特に後者は、写真絵本だが、山村の暮らしを描いた優れた本と思う。図書館で見てください。
写真入山口
イカ谷三角点
北尾根800m付近のヤブ
大黒山手前870m付近から夜叉ヶ池、三国岳方面
大黒山三角点
山頂付近
快適な巡視路
本流徒渉後、対岸を振り返る。

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