登山レポート:三峯山(みつみねやま、三棟山) 629.9m~三等三角点:福 …

山行名三峯山(みつみねやま、三棟山) 629.9m~三等三角点:福来 685.0m/山名の謎に迫る!!
行動開始日2017/3/19
期間(日)1
山行形態藪歩き
地域日本
都道府県・国岐阜県
住所・山域岐阜県下呂市金山町
天候快晴
行程【19日】
09:22 万福寺の駐車場
09:57 分岐:佐見方面、三峯山方面、登山口方面
10:13 三峯山
10:15/10:43 展望台
11:02 21号鉄塔
11:18 20号鉄塔
11:35 登山道に戻る
11:45/12:17 独標:559m北側の鞍部
12:50 独標:671mと三等三角点:福来との鞍部(林道)
13:05/13:07 三等三角点:福来
14:09/14:30 独標:559m北側の鞍部
14:37 分岐:佐見方面、三峯山方面、登山口方面
15:08 万福寺の駐車場
所要時間5時間46分
参加者少々、IT/計2名
ルート
※画像を押すと拡大表示できます
コメント

#お楽しみポイント

・三峯山(みつみねやま、三棟山) 629.9mの登頂
・三等三角点:下洞、三等三角点:福来の確認
・展望台からの眺望
・山名の謎に迫る!


岐阜県下呂市金山町に位置する、三峯山(三棟山)に登りました。

山に行くにあたり事前調査をしていて気になることがあった。それは国土地理院サイトの地形図上の山名とネットにアップされている各種登山記録上の山名に食い違いがあること。地理院地図上の表示は「三峯山(みつみねやま)」、ネットに上がっている各種の記録では「三棟山(みつむねやま)」と書かれている。登山口に向かう途中に少々さんの古い地形図を確認させてもらったが、そこには「三棟山(みつむねやま)」と書かれていた。この謎を解くには山の麓にお住いの地元の人に確認するのがよかろうということになった。はたして、、、

今回は、万福寺の駐車場を基点に周遊、三峯山山頂、展望台、三等三角点:福来などを巡りました。


↓山名の謎に迫る!!
写真

#万福寺の駐車場

万福寺の駐車場を使わせていただいた。参拝+ご挨拶をと思ったが、お寺の本殿のようなものは見つからなかった。
金山町中津原の集落の寺洞谷にかかる橋を渡ると、さっそく地元の人がいらしたので、情報をお聞きした。昔は雨乞いを行っていた山で、事前調査通り、展望が良い山ということ。遠くから登りに来られる人もおり、地元民の自慢の山だ。
問題の山名は「みつみねやま」ということだった。最新の地形図が正解ということか?
ところが、、、、登り口まで来ると案内板があり、そこには「三棟山」と書いてあった。ムムム?
展望台からは、御岳、白山、ヤナ谷山、伊吹山、金華山の眺望があると書かれています。快晴の今日は絶景が期待できそうだ。
登りだしの登山道の両脇に古い石積みの低い塀のようなものが現れた。炭焼き跡のようでもあるがはたして、、、
山頂までの距離が書かれた標識がある
足取り快調。ここのところ山に行く機会が増えて日頃の運動不足が解消しつつあるようだ。道はよく整備されていて歩きやすい。しばらくで道脇にお地蔵様を発見。お顔の表情に味がある。

#分岐:佐見方面、三峯山方面、登山口方面

標識がある。

#三峯山(三棟山)

三峯山山頂には三等三角点:下洞がある。

#三峯山(三棟山)

「三山大権現」が祀られている。

#展望台

金山の町を見下ろす展望台でお茶を沸かしてノンビリ休憩。

#展望台

案内板。山頂から少し北に展望台。地元では有名で良く登られている山なのだろう、展望台には小学校の記念碑がたてられていた。期待した展望は黄砂か?PM2.5か?霞がかかって遠くが見えない。天気は良いんだが、、、残念。
次に展望が良い場所ということで鉄塔巡視路を使って21号と20号の鉄塔を巡回することにする。

#20号鉄塔

やはり今日の天候条件では、遠くの高い山は顔を見せてくれなかった。
20号から先の巡視路は踏み跡が不明瞭で間伐された倒木も多く注意。
巡視路
登山道に戻る。
佐見峠経由で福来を目指す。
佐見峠への登り

#独標:559m北側の鞍部

昼食。
独標:559m北側の鞍部から先も道があった。進むにつれて徐々に不明瞭になってきたので適当な所で尾根に登りあがる。
独標:671mの巻き道(境界標識が設置されている)があり利用させてもらった。細い道だがアップダウンがなく快適。

#独標:671mと三等三角点:福来との鞍部(林道)

地形図にのっていない林道が通っていた。
※最新の地理院地図では林道が追記されている
三等三角点:福来への登り。
林道から尾根に取りつくのがやっかい。野生のバラに苦しめられる。

#三等三角点:福来

展望はないが福来という縁起が良い名前の三角点なので来訪しても良いかも。
下りで方向を誤ってロスをしたが、概ね往路を戻る。
登り口に戻って案内板を見直してみると、例の石積みは昔の棚田の跡だと書かれていた。よく観察すると集落の中に、現在でも使われている石積みの棚田があった。

中津原の住人さんに山名について再ヒアリングしたところ、やはり「三峯山」とのことだった。情報をつなぎ推理を働かせると、、、
1.正式な山名は三峯山(みつみねやま)。山頂にある三山大権現の「三山」とも符合する
2.旧地形図表記の三棟山(みつむねやま)は間違いで、いつかのタイミングで山名が訂正された
3.ネットや案内板の表記は、旧地形図がもとになっている

これで決まりです。いやー、すっきりしました。
少々さん、お疲れさまでした。

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