山行名 | 孫次郎谷遡行~竜ヶ岳(りゅうがたけ)1099.3m/花崗岩質の明るい秀渓を短時間遡行!!〆は竜ヶ岳からの展望!!行方不明登山者の捜索を依頼される |
行動開始日 | 2017/9/24 |
期間(日) | 1 |
山行形態 | 沢登り |
地域 | 日本 |
都道府県・国 | 三重県 |
住所・山域 | 三重県いなべ市大安町石榑、滋賀県東近江市政所町
鈴鹿山脈、鈴鹿セブンマウンテン、近畿百名山 |
天候 | 晴れ |
行程 | 【24日】
08:38 石榑峠(旧国道421号)の駐車地
――― 孫次郎谷に向けて旧国道421号を三重県側へ下降 ―――
08:50 林道分岐
08:54/09:10 孫次郎谷(入渓点)
09:30 ゴルジュ
10:00/10:14 大滝(10m??)(休憩後まきに入る)
10:20 まき終了
――― ガレ ―――
11:10 小尾根(藪(灌木)が濃い)
11:35/11:55 表道登山道に出る(出渓点)
12:17/13:17 竜ヶ岳
――― 表道登山道を下降 ―――
13:37/13:51 重ね岩
14:17 石榑峠(旧国道421号)の駐車地 |
所要時間 | 5時間39分 |
参加者 | くらうっちゃん、IT/計2名 |
ルート ※画像を押すと拡大表示できます | |
コメント | #お楽しみポイント
・竜ヶ岳(りゅうがたけ)1099.3mの登頂
・二等三角点:竜ヶ岳の確認
・孫次郎谷の遡行(沢登り)
・滝の登攀と観賞
・渓谷美の観賞
・沢から涼しく登る
三重県いなべ市、滋賀県東近江市に位置する、鈴鹿山脈の竜ヶ岳に孫次郎谷を遡行して登りました。
竜ヶ岳は、鈴鹿セブンマウンテン、近畿百名山に選定されているローカル名山です。頂上付近に広がる笹原は開放感にあふれ、山頂からの360度の大パノラマを求めて、たくさんの登山愛好家が集まってくる人気の山です。
孫次郎谷は石榑峠を源とする宇賀渓の支流の1つで、花崗岩質で明るく美しく、短かいながら滝やゴルジュなどのアトラクションが詰った楽しい秀渓です。また孫次郎谷を歩いたという記録はほとんどないので探検気分も楽しめます。
これは、そんな素晴らしいエリアを、孫次郎谷を遡行し、竜ヶ岳を登頂し、山頂からの眺望を観賞するなど、楽しみつくしちゃおうという企画になります。
今回は、石榑峠(旧国道421号)の駐車地を基点に孫次郎谷の遡行と表道登山道の歩行を組合わせ反時計回りに周回、孫次郎谷の入渓点、ゴルジュ、大滝(10m??)、竜ヶ岳山頂、重ね岩などを巡りました。
↓雰囲気は写真を見てね |
写真 | | #石榑峠(旧国道421号)の駐車地
国道421号の宇賀渓入り口駐車場に集合、くらうっちゃんの車に荷物を積みかえる。宇賀渓入り口駐車場は8時の時点でほぼ満車。なんとかスペースを見つけて駐車できホット一息。
事前リサーチで三重県側旧国道421号は峠のかなり手前で通行止めだという情報を得ていたので、石榑トンネルで滋賀県側に抜けてから旧国道421号で三重滋賀県境の石榑峠へ向かう。
峠に着くと、ここも既に駐車スペースがかなり埋まっていて、残り2、3台という感じだった。ちなみに滋賀県側の旧国道421号の状態は、がけ崩れの跡が数か所あったがメンテナンス・維持されているようで通行に支障はなかった。
準備をしていると隣の車の登山者さん達がヘルメット、ハーネスなどの登攀用具を身に着けだす。我々の同業者?。(・∀・)。
出発!!石榑峠のゲートをくぐり孫次郎谷に向けて旧国道421号を三重県側へ下降。 |
| #旧国道421号と林道の分岐
旧国道421号と林道の分岐から林道に入り孫次郎谷へ向かう。 |
| #孫次郎谷(入渓点)
入渓点までさくさくとたどり着けたのは、在りし日、今はなきKさんと宇賀渓本流を歩いた時に孫次郎谷の入渓点を確認していたからだ。あれから何年たったでしょうか?
入渓点の橋で装備を整えていると石榑峠にいた同業者風のパーティさんが通りかかる。
お話をすると三重県山岳連盟の遭難対策委員会の方々だった。8月に宇賀渓の駐車場に車を置いたまま姿を消した登山者さんの捜索をされており手掛かりがなく困っておられるとのこと。
簡単に我々の計画、素性をお話しすると「遺留品や何かの痕跡があったら連絡してほしい」とのリクエストをいただいた。
「都合が良いので見てきて」というお言葉をいただき、ただの沢遊び隊が臨時捜索隊に変身。
遭難対策委員会の方たちは、今日はモウチ谷方面の捜索をされるのだろう。
元気のない山ヒルを1匹発見。今日、ヒルを見たのは、これが最初で最後だった。 |
| #孫次郎谷(入渓点)
孫次郎谷にかかる橋の下流側へまわり、橋をくぐって遡行開始!ヒャッホー!あーーーでも、何か発見したらと思うと怖いなぁー。
橋から見えていた1つ目の滝を右岸側から登りスタート。 |
| 振り返りショット。林道が見える。
最源流域ではあるが、谷幅が広く水量もそこそこある。 |
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| このゴルジュは、へつりました。
へつりに失敗してドボンしても泳いだりして楽しく歩く(^◇^) |
| 階段状なので簡単に登れる滝。 |
| これも登れる。 |
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| #大滝(10m??)
遡行開始から約1時間が経過したあたりで大滝(10m??)が登場。
休憩しながら攻略法を相談。取り敢えず試登して行けそうだったら直登しようということになる。試しに1、2歩登ったところで手にしたホールドがポロリ!!振り出しに戻ったよ。
うん、まこう!!
※滝の高さは、目測なので悪しからず |
| 大滝(10m??)をまきます。
右岸側の灌木の生えた小尾根を木を手がかりに登る。 |
| 滝の高さを越えたあたりまで登ったところで、トラバースしている道形を発見。このトラバースが怖かった。道形は土を削り固めた感じで幅も狭い。足元の土が崩れたら谷底へwwww、ヒャー!!。かと言って山側には木のような頼りとするものも少なくバランスが微妙。
僕が先に渡り、状況を確認。情報を伝えてくらうっちゃんに渡ってもらったが、渡りきる最後の1、2歩の所でバランスを崩しかけてwwww見てる方も怖い。 |
| 滝の落ち口に無事到着。
ここは念のためロープを出した方が良いと思う。いや、直登した方が安全かも? |
| さらに5分で2段8m?程度?。
ここは、傾斜が緩くホールドも豊富なので気持ちよく直登できる。カメラを渡してお見合い写真?(クライミング風景)をとってもらいました。てへ!!
今日は行程が短いので焦らずノンビリ楽しんで!!(^^)/ |
| これも登れる |
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| この小滝の上からガレて伏流してくる。 |
| つめのガレ。
稜線が見えてきた。 |
| 振り返ると谷間から四日市の街、コンビナート群が見える。景色の良いところ。 |
| 傾斜が立ってきて沢も細くなったところで灌木の生えた小尾根に逃げる。木を頼りに登るが、この小尾根の藪が濃くて苦労した。かと言って沢側に出ると頼りとなる物のないガラガラ状態なんですよね。 |
| 藪の尾根からの展望。 |
| #表道登山道に出る
沢と尾根を行ったり来たりしながら高度を稼ぎ、傾斜が緩んだところでトラバースして原っぱ状の斜面から登山道に抜ける。
ここから登山靴に履き替え、表道登山道を竜ヶ岳山頂へ向かう。結構な急傾斜で暑いしwww汗汗汗。沢は涼しかったなぁー。 |
| 山頂台地の気持ちの良い原っぱ。
2日前に11時間かけて恵那山に登っているくらうっちゃんは疲れが残っているはずなのに良いペースで登る。さすがフルマラソンをやるランナー。その体力に脱帽。 |
| #竜ヶ岳
鈴鹿セブンマウンテンに数えられる名峰竜ヶ岳の山頂は人がいっぱい。
展望良し。霞がかかって遠くは見えなかったが、山頂一帯では、琵琶湖、御池岳、藤原岳、伊吹山などの展望を楽しんだ。
山頂には二等三角点:竜ヶ岳がある。 |
| #竜ヶ岳
やはり何度来ても竜ヶ岳の頂上台地の笹原は気持ちいいね。
山頂には行方不明になられた方の捜索情報が、、、 |
| #竜ヶ岳
時間もあるので、レトルトカレーやゆで卵を作りゆっくり休憩。くらうっちゃんにゆで卵をいただきました、サンキュー。 |
| #竜ヶ岳 |
| 石榑峠へ向けて下山開始。表道登山道を戻る。 |
| #重ね岩
途中、道を見失って重ね岩を一周(; ・`д・´) |
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| #石榑峠(旧国道421号)の駐車地
表道登山道の登山口に無事帰着。
遭難対策委員会さんの車に、「孫次郎谷は異状なし」との書置きを残し石榑峠を後にした。
お疲れ沢でした<m(__)m> |