登山レポート:小牧山(こまきやま)85.9m/小牧山展望論 …

山行名小牧山(こまきやま)85.9m/小牧山展望論
行動開始日2018/6/10
期間(日)1
山行形態ハイキング・トレッキング
地域日本
都道府県・国愛知県
住所・山域濃尾平野(尾張丘陵?)
天候雨模様
行程15:25 小牧市役所駐車場発
15:40 観音洞
15:50 山頂三角点
16:00 歴史館4階展望室
16:20 小牧山北駐車場
16:35 小牧市役所駐車場
所要時間
参加者少々/計1名
参考資料こんなに楽しい愛知の130山 あつた勤労者山岳会編 風媒社 1999.10
ルート
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コメント・雨の日の小牧山にて
 小牧山は、いつ行っても差し支えないので、雨の日としましたが、さすがに雨降りは嫌なので雨模様の日に出かけました。小暗い遊歩道を歩いているとヤブ蚊が飛んできたので、傘を差した雨の日の方がいいかも知れません。夏シーズンの夕方も避けるべきでしょう。遊歩道ならどう歩いてもいいと思いますが、外れたり茂みに入るとスズメバチの生息地なので危険です。いつぞや何年か前オオスズメバチが地中に大きな巣を作っていましたが、遊歩道脇斜面数メートルから害虫取りに飛び出すオオスズメバチは歩行者には無関心でした。警告ハチが飛んでいなければそう気にすることもないと思います。(この巣は撤去されました。)
・小牧山は、自分たちの小学校の頃は遠足の山でした。今の歴史館もなく山頂には、木造か鉄骨か覚えてないのですが、展望台があり双眼鏡も備えられていました。今のように山には興味ないので、西方、伊吹山など見えていたのか記憶していませんが、東方、南は、一面の青田(あるいは黄金田)の向こうに愛岐丘陵が横たわっていました。小牧山は、市外の人には1回来れば充分でしょう。市民も散歩の人以外は目には映っていても念仏でしょう。最近の石垣発掘調査で町作りの新事実が続々発見され、史料館の建設計画がありますが、失礼ながらリピーターが来るとは思えません。自分は歴史には素人ですから推し量りだけですが、信長、秀吉、家康と他の戦国大名の違いは、土地に執着してないことに思われます。家康も子どもの頃の人質生活で、三河には執着がないように思われます。本能寺の変も敵には執着するが、土地には執着しない迂闊さのように思います。ともあれ小牧の山城は、信長にとって岐阜進出までの仮住まい、かなりの長住まいは覚悟していたようですが、人寄せに使えると過大評価するのはどうかと思います(過大評価は役人の戦術ですが)。また、信長のようなキャラクターをPRに使うのは、烏滸がましいと思えます。但し、信長が山城の居宅から360度濃尾平野の向こうに四囲に巡る山垣を見たのは真実と思えます。信長のことですから見張り台あるいは屋根の上に寝転がって見渡したことでしょう。この山垣は戦国の頃から変わっていないはずです。金華山を見、大垣方面を眺めながら時を待っていたことと思います。もっとも御岳から恵那山、伊勢湾に広がる360度の山並の展望を眺めながら遠い慮りを図っていたと想像したいものですが。
・ではさて、展望がどうなっているかを確かめるため出かけました。低山としては、かなり良い展望。山頂三角点広場から樹幹越しに尾張本宮山方面、歴史館玄関前から西方方面。歴史館4階展望室から360度なのですが、建物周りをぐるりと回らなければならない。遠足時の展望感には不足、不満足感に感じる。もちろん歴史館の展望室を除けば、何回もリピートする展望ではない。含めても四方を一度に見渡せるということが重要と思う。
・現在、山頂にある歴史館は二条城をモデルとしたしようもない建物と思いますから歴史館の屋根上、天辺にバルコニーを設置する。四方を見渡せるよう、中央部分に円形なり四角い座席、日除け、雨除けの四阿屋根で一目で360度見渡せること、柵は中学生の肩までの高さ、幼児が頭を出せない幅の間隔。踏み台は置かない。子どもにも危険を認知する責任は当然あると思います。現在、入場料は100円なので外に階段を設置し自由に上がれるようにする。こうして席に座り、伊吹山、養老山地、鈴鹿山脈、奥美濃の山々、乗鞍、御岳、尾張本宮山、中央アルプス、恵那山、伊勢湾とぼんやりと眺めていたいものです。
・今では過去の人が見たものを見ることができるのは、遺物やほんの僅かな空間だけです。信長の見た景色を見よう。(もう少し文学的にいくなら信長の見た夢を見よう。)
・戯れ事:自分が政治に興味あるなら歴史館展望バルコニー建設のため市長選に1期だけ出るのですが。もっとも政策はもうひとつ、管理職手当(管理職はこれにより勤務外に出勤しても時間外給与はありません。)の廃止、管理職の勤務時間外、非常出勤の場合の実時間労働支給(手当は止めて時間外支給に切り替える。)とか貧弱な歩道をいかに歩きやすく安全で美しい歩道に切り替えるかなどありますが。
・付り:小牧市のホームページで小牧山案内図がないか探してみましたが、探し方がわるいのか「史跡小牧山案内図」という小さな図しか見つけることができませんでした。もう少し大きくプリントしやすいものにすればいいのにと思います。念のため小牧市観光協会を見てみましたらPDF書類で「小牧山城ガイドマップ」http://komaki-kanko.jp/sub1/rekishi_tansaku.pdf が出ています。
写真小牧市役所前のタブの木
遊歩道
三角点広場から尾張本宮山方面
歴史館4階展望室から尾張本宮山方面
小牧市歴史館
小牧山北斜面の樹林

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