登山レポート:駒山(こまやま)855m 愛知の130山 …

山行名駒山(こまやま)855m 愛知の130山
行動開始日2020/1/4
期間(日)1
山行形態山歩き
地域日本
都道府県・国愛知県
住所・山域愛知県豊田市矢作川流域(美濃三河高原)
地図2万5000分の1 :川ケ渡
天候
行程06:45 小牧発
08:40/09:10 県道356号相走橋手前広場駐車地
12:20/13:00 駒山山頂
15:05 4号鉄塔過ぎ
16:20 県道356号合流
16:45 相走橋手前広場駐車地
参加者少々
ルート
※画像を押すと拡大表示できます
コメント・前置き1:手術後、様子見にIT氏を誘って尾張白山に行ったのですが、報告が載らないと思ったら2018年9月23日の報告が出ました。そんな記録、載せても時が立ちすぎていて誰も気がつかないよ、とは申しましたが、自分と行った尾張白山だけでなく、一口に言う小牧アルプス縦走を載せたかったんだなと思うと、当方もお蔵入りさせていた記録を持ち出して来て、こちらも読む人はないだろうとは思いますが、多少、気の付く人もいるかと思い、お手数ながらIT氏の記録も読んでやってください。感涙すると思います。
・前置き2:山を歩いているとどうしてこんな単純なところで事故が、とかありますが、環境ではなく、主体の方に原因があったというようなことは割と多いのではないかと思えます。駒山では、滅多にない見事な我田引水ぶりでしたので、ちょっと記録しておきます。
・参考にしたのは「トレッキング愛知」さんの記録でハプニングが無ければ、あるいはコースをしっかり読み込んでおいて頂けば問題ないです。当日は、この方の記述に頼り、ルートをあまり読み込んでいませんでした。
・行きは巡視路で、しっかりした道、倒木のところも迂回する道があり、最近整備されている様子。上の林道崩壊地は斜面が崩れて傾斜地になったものですから、踏み跡が出来ていました。
・さて、山門を下って林道に出ます。その辺りを以下、「トレッキング愛知」さんから引用しておきます。「山門から横の沢沿いの参道跡を20分程下りますと林道に出合ます。右折して10分程歩きますと4号鉄塔横に着きます。所々に石仏が鎮座しています。さらに15分程歩きますと3号鉄塔前に着きます。山道を25分程下がると堰堤の横に出ます。5分程で県道に出合ます。」
・参道を下り、林道を右折、しばらく沢沿いに横縞の滑り止めの入ったコンクリート舗装の道を下っていきますと右側斜面の皆伐作業地に出て、右斜め上方に地道が分岐しており、どちらの道も入口真ん真ん中を重機が塞いでいる。コンクリート舗装が本道と見なされるので、沢沿いに下るが、すぐに斜面から倒れた伐採木が全体を塞いでいる。近くに寄ってみても向こう側は見えず、水際に下りないと向こう側は見られない。伐採作業で放置しておく訳ないだろうと、この林道は堰堤工事か何かでここで終点だろうと速断し、上記報告のコピーを取り出し、林道にであって、「右折して」「4号鉄塔横」「15分歩き3号鉄塔前」「山道 堰堤の横」「県道」の文字で、最初の「山門から」を読み飛ばして、ここが林道右折であると判断し、林道で右手の支尾根に上がる。左手に鉄塔がある。そのまま林道を進むが間もなく終点になる。下り口がないか探しながら戻り、鉄塔まで来て、ここが分岐かと鉄塔脇を歩くが薄い踏み跡と境界標があるだけで、すぐに道はなくなる。どこか近くに山道は下っているだろうとそのまま急斜面を斜め下方へ下って行く。県道へはこの沢が下りているだろうと見当をつけていたが、沢には下りなかった。下ったところに土砂で埋まった堰堤があり、超えると広場があって作業路が左手斜め上方から来ていた。下部は100mぐらい先か、真ん中が水流の抜け道で空いた新しい堰堤があった。ここ堰堤にでたかと思ったが、急で広い河原は瓦礫大の石の河原で、道があるとは思えない。作業路を上がった尾根の道は南から来ている。鉄塔が見え、曲がり角のここにも鉄塔がある。鉄塔右横にはしっかりした山道が下っている。すぐに石仏がある。駒山は、ルートをしっかり把握していれば問題ない所ですが、伐採木の放置による迂回で道のない植林急斜面の下りは、偉く迷惑なことだと思いました。読み間違いでもなく、単に歪曲であるのを割り切れない思いで噛みしめました。現地の様子に無意識的、強引に合わせようとする心理作用でした。
・駒山山頂前の小馬寺は、積年の無住で崩壊しており、所有者不明のためだろうと、稲武側のお寺と合併するという告知が立ち入り禁止のロープに吊してありました。この寺は矢作川側の離村した村の寺だと思うのでここまで放置されたのはやむを得ない事だと思います。全体の再建は莫大な費用がかかると思われ、これを切っ掛けに、せめて同じく立ち入り禁止の山門だけの再建でもならないかと思います。文化財としてだけでなく、昔あった矢作川沿いの集落に思いを馳せるためにも(県道へ出る手前にもお墓が隠れてありました)そう思います。その節は、山岳会等も積極的にできることを進めていくべきと思います。
・補足:尾根末端の御嶽神社手前から堰堤に向かって下降しますが、下から音楽が聞こえる? 何か店屋でもあるのかと訝しく思いつつ、堰堤前に青いタープ(テントでなく)が張ってあり、ラジオが鳴っていて二人の若者がいた。聞くとキャンプだと言う。いくら例のない暖冬とは言え感心する。もの珍しさに直接タープの所に下りたので、ここは判りにくいかも知れません。若者に教えて頂き、右岸側に渡ると巡視路が来ています。因みにこの堰堤上流には滝があるとの事でした。
記:2020年コロナ禍のゴールデンウィーク中。それにしても最初期は中国にマスクを送っていたのに、現在の中国の供給力と比べると熟々、日本の潜在力の無さを痛感する。コロナウィルス検査を率直に言ってケチったのもそうだと思える。原因は借金財政政策に由来すると思うが、外見を維持することを国力と思い違いしているのだろう。
参考書こんなに楽しい愛知の130山 あつた勤労者山岳会編 風媒社 1999.10
URLトレッキング愛知http://www.aichiyama.com/Komayama.html
入浴稲武温泉どんぐりの湯
写真県道脇広場登山口
林道崩壊跡
同崩壊跡付近から恵那山
倒壊の小馬寺
山頂のブナの大木(豊田市指定文化財)
倒壊の小馬寺(正面?)
参道の杉の大木
辛うじて堪える山門(上から) 
山門(傍らから)
県道356号合流

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