登山レポート:ししが森(ししがもり)728.7m(愛知県新城市作手)  付 …

山行名ししが森(ししがもり)728.7m(愛知県新城市作手)  付:沖允人、道子著 「奥三河の山旅 ー愛知の山と峠ー」1993、 「愛知の130山」にない山名。
行動開始日2020/9/6
期間(日)1
山行形態藪歩き
地域日本
都道府県・国愛知県
住所・山域愛知県新城市作手中河内(美濃三河高原)
地図2万5000分の1 :高里
天候曇り
行程08:30 小牧発
春日井IC~豊田松平IC~挙母街道
09:55/10:20 林道駐車
11:10 ハイキングコース入口
11:25/12:55 山頂
13:30 林道合流
13:50 駐車地
参加者少々
ルート
※画像を押すと拡大表示できます
コメント・前書き:先の天神山報告の時、田口高校の「われらの山50」と同時に「愛知の130山」の参考文献に載せられている沖允人、道子著 「奥三河の山旅 ー愛知の山と峠ー」をチェックしてました。その縁で、「ししが森」に行くことにしました。
・カーナビに導かれて荒れた林道の方へ入ってしまった。両側の轍の中央が盛り上がって、普通車では擦るかも知れない。半分くらい行ったところで、左にコンクリート橋があり、広くなっているので駐車する。小川の対岸に無住のと思うが建物有り。支度していると突然、雄鶏が鳴き出す。歩き始めると普通車でも通れる路。1軒のバンガローがある。帰り、話し声が聞こえる。すぐに舗装路に合流する。道が良くなったのはこちらから入っているためと納得する。地図の破線路分岐(写真参照)を右に見て、上の破線路近くに来ると、上から若い人が歩いてくる。ししが森のこと尋ねると、自分はいつもこの林道を散歩しているだけで、上に上がったことはない。一番上にキャンプ場へ行く道がある。他に道があることは知らないということでした。どうも有り難うございました。上の破線道に入るところで様子見てみたが、道も無さそうで、間伐の丸太がそのまま転がっており、切り払われた枝もそのままなので、下山に使う事にした。
・ハイキングコースは写真の通り、この山は、全体、植林と膝丈くらいの笹の山。
・山頂には、無線中継局とお地蔵様(と思うが)。笹を踏み分け、三角点を探すが無い。諦めて時間があるので、無線中継局を一回りすると裏側に立派なお地蔵様、と思ったのは、最初のお地蔵様と比べてのこと(写真比較のこと)。無線局の門前に比較的新しい電柱が立っているので、想像すると、どうやら前のお地蔵様は乱暴に移動させられ、三角点はその下になってしまったような気がする。経済が頭の人間は、教養(品性)は金にならないと思っているようだ。
・下山は西に同じく低い笹の斜面を下る。南側の尾根筋に林道が通っている。小沢の源頭にあたる所で林道に合流すると2m幅はある。登りの時の下の分岐林道はこの道と合流し、こちらへ周回できると思いますが、どうですか?
・小沢には、道なし。痕跡らしいところあっても、間伐材に埋もれている。落ちた枯れ枝などで歩きにくいが、辿るのは難しくない。
・下山後、一旦301号(挙母街道)に出て、広い林道を見に行く。消防器具庫の所を右折し200m先の林道入口を右折、文字が消えかかった「林道シシガモリ支線1号」の標識がある。序でに荒れた林道合流地まで行く。全面舗装路ですが、ハイキングコース入口まで行くとあまりに物足りないので、合流地少し手前に広い拡幅部があるので、そこに車を置いて出掛ける方が良いと思われます。

○ 「奥三河の山旅 ー愛知の山と峠ー」の内、「愛知の130山」にない山名。
・後山 (あとやま)710m(稲武) ・伊勢神峠(c.750m) ・大ブナ(おおぶな)c.1100m(豊根村) ・子鷹山(こたかさん)1012m(設楽町) ・ししが森(728.7m) ・高座山(たかくらやま、こうくらやま)194m(高蔵寺) ・高野山(たかのやま)453m(設楽町) ・立野(たての)816.1m(稲武) ・鍋山(なべやま)81.6m(美浜町) ・鍋割(なべわり)c.1140m(豊根村) ・藤ノ木峠 (ふじのきとうげ)945m(豊田市阿蔵町) 
注:本文には、目次でザッと数えても118座ありますので、「愛知の130山」に取りあげられている山は省きました。場所は、「トレッキング愛知」さん(http://www.aichiyama.com/Aichiyamaich.html)を参照してください。ルートなどは異なることはあります。
注:この本は、「後山」の項の、地元の人から昔、山頂に大きな松が1本あり、一本松と呼んでいたと聞いたという例に見られるように、後人は、受け継いで行く本ではないかと思います。後山は、トレッキング愛知さんでは、「うしろやま」の読みです。
注:小鷹山が、仏庫裡の北500m、山頂に小鷹神社の奥宮があります。子の字は違いますが同名の山が二つ近くにあるとも思われないので、錯誤がありそうですが、登路は以下の通りです。「岩岳の南西の1020mと記載されているピークを地元では子鷹山と呼んでいる。」湯谷の集落に入り、大平の集落から「西にのびている林道がしばらくで終り、山道となる。」やがて丸木橋があり、沢沿いに登る。二俣になり、右は岩岳、左の道を辿ると「愛知県林業公社造林内」という標識があり、近くに伐採小屋がある。「子鷹山造林地」の標識もある。三角点はない。
注:藤ノ木峠(点名:阿蔵(あぞ))は、トレッキング愛知さんでは、阿蔵山となっています。田之士里湿原とセットになっています。林道猫田線以外にも須賀神社横を通る林道北ノ平線に入って、峠の林道分岐は道幅広く、そこに駐車して歩くこともできます。
注:落目山(おちめやま)803mは、「焼松」のこと。南側の廃村の落目集落に基づくと思われます。岩山富士(いわやまふじ)は、御園富士。御岳山(峰山)(みたけさん)は、押山。本文に「面ノ木峠」がありますが、登山口でもありますので省略しました。
注:同書には、愛知の山と峠文献ノート 197~205p、付録として、愛知県の山と峠(アイウエオ順)、愛知県の山と峠(2万5000図別)、愛知県関係「2万5000図」一覧があり、中者は、図幅別山名リストで本文に取りあげられていない山もあり、東海銀行山岳部選定の山も含まれています。峠を除いて機会がありましたら、またリスト化しようと思っています。
※2020年10月1日追記
 ししが森(獅子ヶ森)は、マイナーレベル大と思っていたら、「山たまごの東海岳行」さんが、http://tokaigakko.sakura.ne.jp/page-571.tomoe.html 新城市の登山マップに基づき、すでに行かれていました。コースとしては、こちらの方がおもしろそうですが、この一座だけでも植林と膝丈の笹の単色、モノトーン調で棄てがたい気がします。唯、山たまごさんの記録にある役行者の石祠が見られなかったのは残念です。続いて石祠が複数あるのは、只者でないという気がします。新城市のマップは、同記録からはいることができます。
URL山と酒の会http://yama-to-sake.com/archives/5263692.html
参考書「奥三河の山旅 ー愛知の山と峠ー」 沖允人、道子著 沖允人発行 1993.3
入浴本宮の湯
写真駐車地先林道
林道シシガモリ支線1号合流
地図北の破線道林道入口と思われます。
地図上の破線道入口付近
ハイキングコース入口
ハイキングコース
山頂のお地蔵様
無線中継局裏のお地蔵様
上の破線道小沢源頭の尾根道
林道合流

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