山行名 | 730m~点名:進退(しんたい)690.2m(岐阜県加茂郡八百津町主要地方道多治見白川線沿い) 付:県道西側、708mピーク。 余談:新しい形式の三角点について | |
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行動開始日 | 2021/3/15 | |
期間(日) | 1 | |
山行形態 | 藪歩き | |
地域 | 日本 | |
都道府県・国 | 岐阜県 | |
住所・山域 | 岐阜県加茂郡八百津町福地(美濃三河高原) | |
地図 | 2万5000分の1 :河岐 | |
天候 | 上天気 | |
行程 | 09:00 小牧発 八百津町側から多治見白川線迂回路を経て三叉路~ 10:50/11:15 多治見白川線、送電線巡視路標識付近駐車 11:30 標高630m鞍部、55号鉄塔下 12:15 730m 12:35 56号鉄塔 12:55 点名:進退 13:35 56号鉄塔 13:50 標高630m鞍部、55号鉄塔下 14:10 駐車地 14:40 708m 15:30 駐車地 | |
参加者 | 少々 | |
ルート ※画像を押すと拡大表示できます | ||
コメント | ・前置き 例の如く、まったく書く気はなかったが、家に帰って、三角点名を調べると「進退」でした。凡そ点名らしくないないので、早速、点の記を閲覧すると普通通り、小字名でした。漢字は当てただけなので、小字名にしてもどういう由来かと思ってしまう。 ・多治見白川線は久田見を過ぎ山道に入ってから通行止め、前回、殿城(でんじょう)597m(注1)に行った折、白川町側、迂回路標識と通行止めトラ柵のある三叉路から歩いて高圧電線下まで行っているので、今回は道半分に置いてあるトラ柵を移動して入る。因みにこの県道は、舗装路だが、車幅1台分くらいの極小路。通行止めが長いらしく、杉の小枝や枯葉に覆われ、所々、落石が転がっている。前回、気になる石は退かしたが、今回も20cm大の石が2つばかり、送電線手前の峠付近に転がっていた。道幅狭い上、枯葉等で見辛いところあるので、注意が必要。55・54鉄塔巡視路標識を過ぎた廃道の作業路入口、錆びて壊れかかったゲート前に駐車する。 ・前期標識の場所から幅広いが廃道の旧道を降りていく。巡視路標識は、要所にあり。55号鉄塔へは短いが沢の源頭をあがるので、道はほぼ消滅している。鞍部手前、土留めプラスチックが残っているところもあるが、斜面に転がっていたりする。鞍部に出ると10mくらい上に鉄塔がある。先ず730mに向かう。ここから小ピークまで灌木の小枝で少し煩わしい。ほかヤブ無し。樹幹越しに御嶽や白い山嶺が見えるが、730m先の鞍部、56号鉄塔が唯一の展望地。但し、標高低いので、山と山の間の窓空き。御嶽は見えず、見行山が見所。三角点から戻り、55号鉄塔の標識に従う。同じく沢の源頭なので始め不明瞭だがすぐはっきりした道になる。55号鞍部に戻ると、56・54号鉄塔の標識あり、三角点を直接目指すなら鉄塔にあがらず標識の指す方向に進むのでした。 ・付:反対側の708ピークへは、駐車地、廃道の作業路をあがるとすぐ終点。尾根に取り付く。このコースは、小ピーク直下、道のない急登で消耗しました。もう1箇所あります。708mから54号鉄塔へは直下すると岩場の崖のようなので、右手から降りる。ここも急斜面で鉄塔側、崖に近いので、回り込めるか心配だったが、降り続けると53号鉄塔巡視路に合流し回り込みました。ここから先は、はっきりした巡視路で県道に合流。巡視路の下り、15時を過ぎると谷間はすでに夕暮れの日差しでした。 ・後書き 八百津町の最高峰は、川辺町の大谷山、八坂山でお会いした方に教えて頂きましたが、見行山(905m)がダントツに高く、付近に750m程度の小ピークがあるが、他ではこの730mが一番高そうだけれど(近くの一等三角点の砥山は685.8m)、名前が不明なので、三角点と合わせました。因みに三角点と言えば、殿城の三角点は、土に埋まっていて標柱の周りを30分ほど掘り起こしましたが見つからず、休憩後、下記注の報告写真見て、1mほど離れたところを探すと上だけ覗いていた標石が見つかり、掘り出しました。新しい型の、上に円盤が載っている金属製の三角点は高さが足りないと思います、平坦な山頂ではすぐに埋もれやすいので最低20cmは上に出ている必要があるかと思います。また、最近は三角点探訪が多いのですが、恵那市の花無山は、山頂の「花無」の周りに東西南北の三角点がある。三角点愛好家には見逃せないところじゃないかと思いますがどうですか? さて、その「東」は林道終点にあり、標柱はあるのに三角点がない。ここは、すぐ下が小石で掘れない。散々、上土を退けてみて、僅かにコンクリートに当たった。どうせ道路の縁の区画かと思って諦めたが、「北」に行くとコンクリートの桝型の真ん中が空いて、そこに鎮座されている。東もそうだろうと思い、家に帰って点の記を閲覧するとやはりそうでした。これは頭が出てないので、非常に埋もれやすいです。あまり頭を出すと足蹴にしたい人間いるので、気になることは理解できますが、再考をお願いしたいところです。(注2) 注1.殿城は、点名:嵩。『可児からの山歩き』さん、参照。http://kanikarano.elpeo.jp/10yamaaruki/191denjyou.htm こちらは星神社から行ったが、そこの鳥居入口、道路の反対側に薬師堂があり、恐らく地区の人だろうと思うが、由来が記載してある。星神社の拝殿もそうで、唯、見ただけでは、なかなか印象に残らないが、こうしたさり気ない配慮がその歴史を忍ばせ、郷土の愛を育んでいくと思うので、大変、良いアイデアと思います。人が減れば維持しがたくなるのは止むを得ないと思いますが、名のないものほど、ここにこういうものがあったと言い伝えていくのは大切だと思います。 注2. 花無山については、「美濃一人」さん、参照。http://mino1ri.webcrow.jp/sanmeiroku/2019/0202hananasiyama/index.html 西行の詩碑については、案内標識から林道を外れて降りて行きますが、廃道の作業路辿ると終点は少し均した平地でこの辺りかと探すがなし。諦めて上に戻ったものの、尾根筋を忠実に辿ってみようと思い直し、ススキの枯草の間を入っていくと踏み跡がある。先程の平地を左に見て数十メートル下ると案内表示あり、見つかりました。廃道終点からこの踏み跡はわかりにくいです。 注3. 花無南は、えな斎苑駐車場南西の隅、喫煙所の右にあります。 注4. 鉄塔54号から巡視路を経て、滝ケ洞林道に出ることが可能かと思います。点名:矢曽(603m)の手前林道に出ます。林道を挟んだ590mには図根点の標柱が立っていました。同林道を戻り、点名:川小屋(624.6m)に寄り道の周回になると思います。 | |
URL | 自治体の最高点コレクション | https://uub.jp/nam/saikouten.html |
入浴 | 天然温泉三峰 | |
写真 | 巡視路入口(55・54号標識) | |
鞍部から55号鉄塔 | ||
730m | ||
56号鉄塔から見行山 | ||
点名:進退 | ||
同。南西方向 | ||
54号鉄塔 | ||
県道合流 |
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