登山レポート:ヨバリガネ(568m)~点名:本洞(ほんぼら)909.7m …

山行名ヨバリガネ(568m)~点名:本洞(ほんぼら)909.7m ~武節城址 付り:「こんなに楽しい愛知の130山」の書誌的変遷
行動開始日2021/5/23
期間(日)1
山行形態藪歩き
地域日本
都道府県・国愛知県
住所・山域愛知県豊田市稲武地区(美濃三河高原)
地図2万5000分の1 :川ヶ渡、根羽
天候
行程07:00 小牧発
~東名~長久手IC~猿投グリーンロード~153号
08:20/09:00 道の駅どんぐりの里いなぶ駐車場
09:20 ヨバリガネ
11:25/11:50 点名:本洞
12:15 914m峰
14:10 点名:武節
15:20 駐車地
参加者少々
ルート
※画像を押すと拡大表示できます
コメント・前置き:「こんなに楽しい愛知の130山」の書誌変遷について
 「大ブナ」の後(2020/12/6)ネットで後追い検索していると、URLのサイトを見つけました。その中に、803ピークがあり、「こんなに楽しい愛知の100山」掲載の山とあります。100山は、愛知の130山の前身であり、後者は100山に増補しただけと思い込んでいたので、意外でもあり図書館で各版を比較してみました。
・初版「こんなに楽しい愛知の100山 ーハイキングコース徹底ガイドー 」あつた勤労者山岳会編 風媒社 1989.9 収録の山は全部で111山。見たのは、1990.3月の6刷本で、後の経過を除いても山のガイド本としては異例のベストセラーではないでしょうか。
・1991.5月改訂版発行、1991.7ですでに2刷。収録内容は変わらず。改訂内容は記載なし、誤記の訂正程度か。
・1993.10月 新訂、第1刷。1994.8 同2刷。1997.6 新装版 第1刷、内容は変わらず、装丁のみの変更か。
・「こんなに楽しい愛知の130山 ー低山ハイキングの決定版ガイドー 」あつた勤労者山岳会編 風媒社 1999.10 「勘八山」「803ピーク」「立野」が省かれ、130山に増補されている。因みに100山では、1 尾張富士と尾張本宮山のように纏められた山があるが、130山では、全ての山に番号が振られ見やすい。2山は、あまりに簡単に登れるので省かれたと思いますが、803ピーク(離山の南、点名: 丸山1)は、県道から取り付いて40分あまりの中腹に大入(おおにゅう)と言う集落があった。初版の当時でも廃村になってから数十年経っており、2軒が原型を留めていたとあります。登山口は、豊根ダム側から滝見橋を渡り、しばらく行くと切り通しカーブの手前に、ダム放水注意の看板がある所だそうです。廃村になって久しいので、大入渓谷は入口と新豊根ダムで通行止めとなり、アプローチが大変、長くなり、登るのが困難になったためと思われます。
・130山の改訂版は、「新・こんなに楽しい愛知の130山」2003.12発行。こちらは130山の初版所有なので、「新」が出た当時、比較してみました。「白岩山」のルートが訂正されたほか、訂正事項が追記されていたと記憶しています。
・西山(西蔵)2019/7/13の項でも書きましたが、それ以降は、あつた勤労者山岳会さんのホームページ(旧サイトが新サイトに引っ越しされたため、下記のURLに変更されています)でフォローされています。
・出発前、ダニ避けスプレーを掛ける。龍光院の山門では、住職さんが草刈りされていたので、ヨバリガネについて聞きたかったが、この時節がら、挨拶だけにした。西側、駐車場の上に山道が見えたのでそちらから入ると弘法大師88ヶ所霊場めぐりの反対周りでした。46番石仏のところが最高点でヨバリガネと思います。すぐ先に送電鉄塔があり、尾根、真っ直ぐは不明瞭、右に下り気味にはっきりした踏み跡あるのでそちらを選ぶ。沢づたいに上がっていく。ノウサギを見る。途中、倒木で道が消えているところもあるが、上に出れば踏み跡に復帰する。林道に出て、尾根に取り付くがすぐに林道が回り込んできている。笹が立ち枯れた所のケモノ道を選ぶと尾根上は踏み跡あり。杉の植林が続き、山頂手前標高900m付近が植林と自然林の境で、山らしい。最後の登りは、踝程度の笹の斜面で巨大な鉄塔の基盤になっている。三角点からは西に続く鉄塔と樹林の上に臨く山なみの展望。三角点から巡視路に入ると西北側が伐採されて見晴らし良い。蛇峠山方面で、恵那山は展望外、茶臼山も木が邪魔して不明。蛇峠山で狼煙が上がれば良く見えるでしょう。この山は車で巡視路入り口まで来ると、山頂まで5分で上がれます。
・914m峰は、三角点より少し高いため行くが、林道から作業道に入り、適当に歩く。最初、腰丈の笹ですぐ膝丈になる。ヘタに別ルートを辿ると胸丈の藪漕ぎになる。戻って林道歩きは大変、大儀であった。武節三角点は、弘法岩(注1)を回り込んだ先に、巡視路標識があり、そこから尾根に上がって鉄塔のすぐ先にある。弘法岩上の稲荷神社で休むとヤブ蚊が1、2匹出てくる。朝のスプレー効果か周りを飛ぶだけでした。
・道の駅も時節柄、残念ながら長居せず、タカドヤ湿地に向かう。
・タカドヤ湿地(注2)は、きれいに整備されていて非常に気持ち良い。植物の前に名前の立札があり、立ち止まりながら周るのも楽しい。午後4時台で数組の二人づれがちらほら。元は子どもたちへのスケート場にするためだったそうで人口の枠組み、今は、レンゲツツジやノハナショウブ、大群生ではなく、少量の花が多種類という、味わいながら愛でる装い。駐車場ははっきりしているかと思ったが、道路の広まった所に停めます。
・注1. 弘法岩は説明板によると、現地から移動させたもの。それはそれでいいと思いますが、現地の方はどうなっているかと思います。もしも何もないなら記憶の消滅する前に、説明の記念碑でも置いたらと思います。
・注2. 道の駅の案内所に置いてある「いなぶ軽登山ハイキングガイド」の小冊子は大変、重宝してます。その中に案内があります。調べてないので無責任ですが、稲武で気になることは、国道153号が横切る中馬街道のウォーキングガイドでもないかなと思うことです。
URL都道府県市区町村地名コレクション内『希少地名(山)』コレクションhttps://uub.jp/nam/kishosan.html
トレッキング愛知http://www.aichiyama.com/SAN116.html
あつた勤労者山岳会https://130.atsuta-rozan.net
いなぶ軽登山ハイキングガイド(いなぶ観光協会)https://www.inabu-kankou.com/inabuarticle/688
入浴無し
写真道の駅駐車場から後山(あとやま)(一番高い所)
46番石仏とヨバリガネ
標高750m付近のスギ植林
点名:本洞
三角点先、伐採地から蛇峠山方面と思いますが。
914m
点名:武節
タカドヤ湿地
上の湿地、ノハナショウブ
池、カルガモ?の親子
同。ヒルムシロ
稲武の町筋、後山の麓から本洞(一番高い送電鉄塔の場所)2020.8月

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