登山レポート:大沼山(おおぬまやま)1179.9m並びに点名:丸山(114 …

山行名大沼山(おおぬまやま)1179.9m並びに点名:丸山(1149.2m)敗退 長野県天龍村・愛知県豊根村県境 山から考える事ども
行動開始日2021/10/24
期間(日)1
山行形態藪歩き
地域日本
都道府県・国長野県
住所・山域美濃三河高原(愛知県豊根村・長野県天龍村境)
地図2万5000分の1 :三河大谷
天候午前中、晴、午後、曇り
行程05:00 小牧発
~中央道~三遠信天竜峡~遠州街道~三ツ沢~林道虫川新野峠線 
07:30/07:50 通行止め手前150m路幅部駐車
08:55 1154m
09:45/10:15 大沼山
11:00 沢合流
12:45 点名:丸山敗退、沢に戻る。
13:20 植林作業路から林道虫川新野峠線に戻る。
13:30 駐車地 
参加者少々
ルート
※画像を押すと拡大表示できます
コメント・長い前置き 序:本年6月か7月頃、本「やまにあ」のネット記事で、新版信州の山 北部編 上・下巻が発行されたことを知りました。すでに中部上・下巻、南部の3冊が発行されており、検索すると小牧市立図書館で所蔵してました(さすが小牧市立図書館 ! もっとも検索して無いほうが多いですが)。早速、借りると326山収載。南信の山は、「伊那谷の山」さんのサイトhttp://www.janis.or.jp/users/yoichi-k/ で十分だと思っていましたが、こちらはザッと数えて162山、倍の山が収録されているので、すぐに購入しました。後者の山は、わずか行っているので、チェックしていると誤って峠山にチェックしてしまった。消すよりは、行くほうが速いと思って行きましたが、報告を書くにはあまりに行動時間が短い。そこで「大ブナ・鍋割」報告(2020/12/6)で触れた「勝ケ平」がどうなっているか見に行くことにしました。
・長い前置き2、天龍村の峠山(とうげやま):信州の山のコース図は、絵地図です。御嶽山(おたけさん)(2019/11/24)の項でも書きましたが、イラスト地図は、直近で変わってなければわかりやすいのですが、変化していることが当たり前と思って行動されるようお薦めします。それには、地形図と照らし合わせることです。峠山の入山口は、歩けばわかるのでしょうが、車だと通り過ぎてしまい、最奥の民家まで行き、引き返しました。辺りを調べようと駐めたところが南東尾根の末端のカーブ地点、カーブミラーのある所で1台駐車できます(ここからケモノ道を利用して尾根に取りつきました)。奥の民家の方が軽トラで帰ってこられましたが、すぐに引き返して来られて、尾張小牧ナンバーだったので、小牧に移住した人が帰ってきたのかと思ったということでした。そう言えば、小牧には雇用促進住宅があったと思い出しました。もっぱら炭鉱閉鎖に伴う九州出身の人たちのためかと思っていました。話の序でに、ここらは戦後の集落で、開拓農地だということです(復員の人たちのためなどの目的で)。一番古い家は、遠山という名字だったそうですが。小牧でも戦後の開拓農地があることを想起させられました。日本は、明治維新から連続的に近代化したというような考えは、敗戦後の日本国憲法に代表される政治の民主化、農地開放(財閥解体も自由経済に与える影響は大きいでしょう)、軍隊の解体を考えるべきと思います。現今、ミャンマーの政治状況を見るにしても、旧植民地国に関わらず軍隊問題は大きな課題と思います。 日本では、農地開放を切っ掛けに、土地欲求から開放されました。土地欲求を持たないので侵略は不可能です。日本では、有産階級の財産喪失恐怖から軍隊(番犬化)が求められると共に営利主義から平和の自主規律(例えば山でクマと会った時、自分には敵意がないことを知らすのが一番いい方法と思っています。規律とはそういう意味です)を枷とみなし何事でもできるように図られています。軍隊は、経済的に大きな消費者だからです。有産者は自分に都合の良い自由を欲しています。いわゆる経済自由主義ですが、例えば、横一線のスタートラインから走り出したら強いものが勝つのは当たり前です。例えばコンビニの資本と町の家族個人営業店です。深夜営業、無休など資本のあるものが勝者になることは当たり前でしょう。すぐ選挙なので余計事ですが「西山」(2019/7/13)の項でも示唆しましたが、後援会政治家に任すな、税を渡すな、政治は力関係なので、例え自分が本当に支持できる人格(全人格を委任できるような存在はありえないと思います)がいなくとも、バランス感覚により私的利益を許すなと言いたいです。その他、目的税の導入、時限立法で廃止。企業利潤が関係のない他企業の買収や投資に回されているようなら剰余利潤の分配がおかしいのであって、国家の借金は、彼らに課税し、借金を返していくべきで、時が来たら廃止など。
・長い前置き、付:峠山については、参考書に揚げた「新版信州の山 南部326山」を見てください。峠山の1200mはこの付近では一番の最高点のようです。峠山のついでに、地蔵峠とそのすぐ下に御嶽大神の碑があります。三角点:峠山牧場については下に少し触れました。
・本編:三ツ沢の民家の方が下におりて来られるので、早めに家を出る。おきよめの湯がある神原から上がる道は中腹に向方の階段集落、尾根直近に三ツ沢集落と長く高く、精神的負担大きい。三ツ沢から先、前回の峠山で、三角点:峠山牧場まで行っているので(三角点は、丈高の叢で覆われていたので、直径1mくらい雑草を踏み倒しておいた)、牧場跡を越えると、その先、道路工事で通行止め(源頭の沢抜け、修復は進んでいた)。150mほど戻り、道幅が広い所に駐車する。気温2℃。尾根に乗ると鍋割から続く2m幅の旧道に出る。勝ケ平と思われる平ら地は若木の植林地で鹿避けネットが張ってあり入れない。人丈の雑草、灌木が繁るヤブで入る気になれない。フェンス沿いを見ながら歩くが池があるようには見えない。鹿笛が聞こえる。稜線が東南東に変わるところから南急斜面で自然林に変わる。ここで深い谷のためなぜか愛知県側(旧富山村)と実感する。アップダウンもほとんどなく楽々気分で大沼山三角点に着く。時計を見ると2時間は経っている。現実は現実である。以前、愛知県側から大沼山~袖山と周回したので、同じブナの木を見ながら休憩したのだろうと感慨が湧く。
・北の沢へは、山頂から行き過ぎて戻り、1150mのコブに向かう。こちらも植林なので踏み跡ある。沢に降りると道があった。しかしすぐ先の開けた二股で不明瞭となる。道跡らしきところを選び、雑草のヤブを分け、灌木の隙間を縫う。
・点名:丸山:尾根違いと灌木のヤブ、茨に阻まれて敗退(3、4本纏まると身動きできない)。鹿避けフェンスに制約される。
・元に戻り、上流方向は、すぐ道型になり、廃道ですが人の楽に通れる作業道となりました。尾根に合流する手前、ゲートがあってフェンスが張られていましたが、綱は地面に固定されず、潜って出ました。
・車に戻り、帰り支度をしていると、前回お会いした住民の方が軽トラで見回りに来られました。鍋割の南の勝ケ平のこと尋ねると、鍋割はその辺全体の地割で、勝ケ平はご存知ないようでした。池はないと思うとのことです(池の名前が大沼ということは失念してましたので聞いてないです)。1154m標高点の山も名は無いようです。鍋割の天龍村側は、昔、炭焼きの人が多く入って、大河内に下ろしていた。クマは自由に歩き回るので捕まえづらい、また、愛知県側から八嶽山に登った人が、丸山の尾根に迷い込みヘリコプターで救出されたともお話しされました。ネットで調べると昨年5月3日です。どうも地形図の沢道は、下流側では消失していると思えます。
・天龍温泉おきよめの湯入浴後、食堂でざる蕎麦を食す。美味しかった。
・注:大沼山まで山歩きで良いと思います。沢に降りるまでも昔のササは立ち枯れてヤブはありません。はっきりした作業路からは山歩きで良いと思います。但し地図、コンパスは必携のはずです。
URL喪失徘徊録http://lost2011.blog.fc2.com/blog-entry-1508.html
参考書新版信州の山 南部326山 宮坂七郎 信毎書籍出版センター 2017.5
入浴天龍温泉おきよめの湯  JAF割引400円
写真道路工事通行止め
県境尾根の古道と作業小屋
若木植林のフェンスと1154m方向
1154mへの踏み跡
東南東に向きを変える1140m付近のブナ
大沼山三角点
同山頂
大沼山北側の1150mコブ北東尾根入口
沢合流
沢合流後450mほど先
植林作業路入口ゲートを振り返る
林道虫川新野峠線

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