山行名 | 倭ノ姫山(やまとのひめやま)706m 失敗か、はて敗退? 三重県度会町、わたらいセブンマウンテン 並びに神岳(かみがたけ)のヤマビルの事ども | |
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行動開始日 | 2021/11/14 | |
期間(日) | 1 | |
山行形態 | 山歩き | |
地域 | 日本 | |
都道府県・国 | 三重県 | |
住所・山域 | 度会山地(紀伊山地)(三重県度会町川上) | |
地図 | 2万5000分の1 :脇出 | |
天候 | 晴 | |
行程 | 07:00 小牧発 ~東名阪~伊勢道玉城IC~伊勢南東線~度会大宮線 09:15/09:40 駐車地広場 11:00 長い林道歩きから標高420m、下の登山道合流 12:30/13:00 倭ノ姫山山頂 14:40 作業路合流 15:35 県道度会大宮線合流 16:10 駐車地 | |
参加者 | 少々 | |
ルート ※画像を押すと拡大表示できます | ||
コメント | ・前置き:横山(2021/8/8報告)に行った時、ふと「わたらいセブンマウンテン」(調査時点2019年1月)のマップが出てきました。どこで、いつ入手したか全く覚えていないのですが、神岳(かみがたけ)をマミちゃんに提案したら9月12日に行こうということになりました。結果は、全く報告を書く気が起こらず「倭ノ姫山」で口直ししましたが・・・ ・長い前置き「神岳(かみがたけ)」ヤマビル報告(2021年9月12日) 度会町にヤマビルがいることは、下記URLのサイトで確認していましたが、鈴鹿ほどではないだろうし、前日の予報では曇り、雨に降られることはないだろうと楽観してました。当日、三重県に入ると雨、伊勢に近づくに連れて小降りからほとんど止む。参加者11名の大所帯。五輪堂の登山口で用意しているとまた小雨が降り出す。ここですでにヤマビルが出てくる。ヤマビル避けスプレーをかけて、少数の犠牲は止む得なしと出発する。「ヤマビルがくっついている」とかの声を聞きながら慌ただしく歩く。山頂手前と山頂は広い土の露面になっているがヤマビル避けの避難所として作られているという見解です。山頂から周回の神峠へ向かう。枯葉の鬱積した神峠に着いて立ち止まると、すぐに枯葉の上から成熟したヤマビルが近づいてくる。慌てて逃げ出す。ここから沢沿い、ヤマビルの宝庫。途中、「止まって」の声があり、何事かと思うと参加者のお一人、ハイキングシューズでは歩いているが、山靴では何年間歩いていず、ソールが剥がれたとのこと、応急でカバーしたが、例の如く直ぐに他方の靴も剥がれた、後で聞くと血だらけになって、沢で洗っているとまたうじゃうじゃと出てきたとのことでした。しばらくヤマビルの被害にあってなく、出てきたら立ち止まらず、安全地帯まで逃げるということは意識してましたが、何分大人数でくっつかれると取り除くため立ち止まる。立ち止まる回数が多すぎました。また小雨のため休憩時、雨避けのため木陰近くに座る。この辺で被害を大きくしたかと思う。一番不味かったのは、慣れないため、ヒル避けスプレー、ザックに入れっぱなし、くっついたらスプレーをかけて振り払いながら歩くことが大切だと思います。少なくとも塩水を入れたスプレーを使った時は悶え苦しむので効果ありました、ヒル避けスプレーは実際にヒル本体にかけたことはないのですが、苦しんで落ちると思います。小倉橋に到着、林道に出て三々五々、ヒル被害を点検休憩しながら五輪堂に向かいました。こちらも2、3箇所、血が出ていましたが、昔、ヒルの被害にあって免疫が出来ているので止まっていました。但し、軽い痒みは2、3日続きました。「ヤマビル文献抄と先駆作品に感謝」を「やまにあ」の「アウトドアの小技」欄に載せましたので参照お願いいたします。 注:玉城ICから南下、川口の三叉路信号でカーナビは左折を指示する。橋を渡った川沿いの農道に入ると入口と山際の2箇所に頑丈な獣除けゲートがある。大変、手間なので信号を右折、赤い橋が見えてきたら橋を渡り五輪堂に向かうことをお勧めします。 ・本編、わたらいセブンマウンテン「倭ノ姫山」編 (名前に魅かれて):正式な駐車場はなく度会大宮線脇の広い空き地に止める。コーヒーを沸かすため「川上の清水」を汲んで帰る予定なので、下の登山道から右回りのコースを取ることにする。下の登山口は写真の通り。すぐ上に瓦葺きの建物がある。本道の林道は右を取るが、上へ真っ直ぐ入る道があるので、少し上がる。行き止まりのようでこの建物への進入路だろうと戻り、林道を歩く。直ぐに沢を渡る。本来、ここで気づくべきで、コースは沢を渡っていない。コースマップの林道は、急角度で左に曲がっているので行き止まりに見えた。林道の終点から登山道になると頭にあったが、標高240mの伐採地でもずっと続いていく。枝道はかなりあるが、左側の尾根に向かうようなので、「下の登山道」に合流するまでは・・・合流しなければ敗退ということで、気が重く足取りも重い。標高420mでやっと林道から分岐して下降する登山道に出会う(写真参照)。山頂は展望なし。コースは植林と常緑樹の混交林の感じ。下山、標高450m付近でコースが角度を変えトラバースする地点、先に露岩があり、のぞき岩かと思ったが、コースマップとは違うし、立ち木が邪魔してあまり展望いいとは言えない。標高350m付近で標識あり、尾根から外れる。植林の中の道でシダが被さり歩きにくい。伐採地の作業路標高300mに出る(写真参照)。標識の通り左へ道を取り下方向へ向かうが、枝道あり推測しながら歩く。このコースは、しっかり木に付けられた標識と赤、黄色テープ、露岩に付けられた丸と矢印の赤ペンキが案内になるが、作業路に出てからはっきりしない。1箇所テープを見る。下方に県道が見えているものの近づかない。直ぐ下に別の作業路が見えているが、繋がらない。古い作業路と思しき道が分岐している。直ぐに行き止まりのようで、戻って真っ直ぐ進むが上がっていくようなので戻る。先程のところ先端まで行くと岩にペンキマークがある(写真参照)。斜面は伐採後で崩れたり乱雑だが、標高差30mほど下り、下の作業路に降り立つ。左手先は、草付きの廃道で右を選ぶ。合流したすぐのところに標識あるが、伐採された枝や灌木の幹で止めてある様子だった(写真参照)。巨石のあるところで三叉路となり、左手50mほど先が鎖ゲートのある県道出合だった。ここには何の標識もなし。県道左にもう少し行ってみようかと思ったが非常に遅くなったので、川上の清水を目指し、汲む。どうも標識は、上の登山口から下の登山口へ下る周回コースに想定されているようだが、上の登山口は、家へ帰りGPSの軌跡見ると入口は下りた場所付近なので、よくわからない。本来、正しいルートを辿ることは楽しいものです。何か完結しないウロウロの山行でした。 ・注:上りにした林道は、現在、伐採中で重機2台止めてあり、丸太も積み重ねてあったので、下山でも日曜日以外利用しない方が良いと思います。 ・注:展望は、両伐採地から七洞岳方面。コースマップののぞき岩は標高300m付近にあり標識が付けられていた尾根を外れる地点より尾根をもっと先に辿るので伐採のためコースが変えられたのかもしれません。 ・注:帰りの高速道、久居から亀山まで渋滞のノロノロ運転。今更ながらで驚きはありません。 ・注:度会町近辺の山は、倭ノ姫山は入っていませんが、伊勢山の会さんによる「宮川流域の山25山」たぬき出版 2009.3 に紹介されています。三重県南部の山は、伊勢山の会さんが網羅的に紹介されています。自分も4冊ほど持っていますが、この山域に来た時、例えば道の駅飯高駅などで入手しています。参考までに、URLに刊行図書一覧のサイトを載せて置きます。流石に主だったものを登るだけでも集中的に山行しなければならないので諦めました。 | |
URL | わたらいセブンマウンテン(度会町ホームページ) | http://www.town.watarai.lg.jp/contents_detail.php?frmId=139 |
「山たまごの東海岳行」内「ヒルがイル」 | http://tokaigakko.sakura.ne.jp/page-hiru.html | |
ヤマビル研究会 | http://www.tele.co.jp/ui/leech/index.html | |
山ものがたり 「伊勢山の会の本の一覧」 | http://www5f.biglobe.ne.jp/~tsuushin/sub2.html | |
入浴 | 玉城弘法温泉ふれあいの館 500円 | |
写真 | 駐車地広場 | |
標高約130m下の登山口。どうも真っ直ぐの道が正しかったようです。 | ||
同建物 | ||
標高240mから伐採地 | ||
標高420m。林道から下の登山道下り口。 | ||
標高510m付近の林道 | ||
倭ノ姫山山頂 | ||
標高450m。やや展望の岩場 | ||
作業路合流。黄色マークのヒノキに標識あり。 | ||
赤ペンキマーク | ||
下りた作業路から標識 | ||
県道合流 | ||
川上の清水(倭姫伝説の清水) |
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