登山レポート:田峯城址 (だみね) 387m・高野山(たかのやま)453. …

山行名田峯城址 (だみね) 387m・高野山(たかのやま)453.5m・天神山(てんじんやま)578m 愛知県の里山(愛知県北設楽郡設楽町田峯)
並びに:「トレッキング愛知680」トレッキング愛知/著・発行 2017.6 のこと
行動開始日2023/5/21
期間(日)1
山行形態藪歩き
地域日本
都道府県・国愛知県
住所・山域愛知県北設楽郡設楽町田峯(美濃三河高原)
地図2万5000分の1 :海老
天候晴、暑
行程06:00  春日井IC~東名~長久手IC~猿投グリーンロード~420号~
07:55/8:20 田峯観音駐車場
09:25 首塚入口休憩所
10:20 高野山
10:55/11:25 首塚入口休憩所
12:10 天神山
13:40 駐車場
参加者少々
ルート
※画像を押すと拡大表示できます
コメント・前置き:「トレッキング愛知680」上・下巻 トレッキング愛知/著・発行 2017.6  について
 昨年の1月は、愛岐丘陵の支線とも言える岐阜県多治見市「かさはら潮見の森」の点名:笠原から東北東方向に至る、方月山、妻木城址、八剣山、萱野第1号池・2号池、点名:土岐など歩いていました。地図を眺めていると潮見の森の西側に三角点があります。点名:石山で、ネットで調べると「トレッキング愛知」さんの報告があった。何の変哲もない山と思われるのに感心します(この支線は、瀬戸・多治見・土岐市に跨り、仮称愛岐丘陵瀬多岐線とも言えますが、何か良い名称がないかなと思っています)。その後すぐ、サイトは閉鎖されてしまい、当「やまにあ」でも愛知の山は、こちらのサイトに振っておけば、間違いないと思ってましたので大変残念なことです。唯、幸いなことに集大成として上記の本が自費出版されています。発行当時、図書館に郷土資料として購入希望、申し込んだのですが、入手不可で戻ってきました。著者は、三河の書店に委託販売されていましたが、思うに契約してない書店から送料込みでは会計課が通らなかったのだろうと思います。その時は、サイトが健在でしたので、まあ、いいかと思いましたが、閉鎖されてみると、県図書館の県内横断検索愛蔵くんで検索しても尾張地区の図書館にはなく、三河地区の図書館にしか入っていません。情けないことだと思います。
 *注:上巻 奥三河・東三河・西三河南部  367p 30cm 下巻 西三河北部・尾張 333p 30cm (簡易製本)
 *注:全部で680座、その内、小牧市で載せられている山は、(尾張)白山、天川山、本堂ガ峰、ヲンナゴロシ、久保山、岩崎山、小松寺山、小牧山の8座と思います。
 *注:現在、自分の知るネットでの愛知県の山座数が最も多いのは、URLに載せた「山と酒の会」の344座と思います。
・さて、偶々、「田峯城址」の記録をサイトから印刷してましたが、なかなか思い立ちできませんでした。田峯観音駐車場から田峯城址へは、道標が完備されている。田峯城本丸は、9時から開館なので、引き返し、首塚に向かう。こちらも道なりに歩くと首塚の道標がある。三叉路で左折、首塚分岐を見て、林道鷹野線入口に向かう。高野山の北尾根末端鞍部には広い空き地があり、左手方向踏み跡がある。ちょっと入ってみたが、上に向かわず戻り、右手の尾根に入る。すぐ先で左側に踏み跡あるように見えるが、はっきりしないので、そのまま左山で上がっていく。南側へ回り込んだ付近で、適当に高みを目指す。山頂は、三角点と祠があった。後で記録を見ると石仏があるという話だが、何の変哲もないと思っていたから、直線で往復するのは見落としがある。1周しなければいけません。下山は、北にテープあるので下ると先の分岐に合流した。
・首塚から植林の中、北に上がっていくと尾根が分岐する付近で薄い踏み跡が左に上がっていく。こちらもそのまま遊歩道で尾根を回り込む道を辿ったら、峠になり、北に町道が見える。ここで、左側、尾根芯に向かう。天神山に向かっていたら、後ろから呼び止められる。猟師さん2名だった。どこへいくのか聞かれるので、天神山と言ったら、そんな山は知らない。有害鳥獣駆除で左手側の斜面で猟を始める。すでに1人下の方で待っているということだった。
・山頂は何もなく、とりあえずトレッキング愛知さんの下山ルートを探してみようと思い、東北東へ歩くが、道ははっきりとせず、また、拳大の石ころが幅長く続いている。下に民家と思うようなところが見えたので、思い切って下るが、道はなく、斜面を横断している踏み跡も辿るとすぐ無くなるので、元のルートに戻ることにし、トラバースする。元のルートに合流後、堀状の溝があり、道と思われるので辿る。下の方は、道幅少しを残し消滅している。町道に出る。下っていくと天神山の道標があったので、左に上がると、民家で行き止まりになる。何の印なく、民家も雨戸閉め切ってあり、無住のようだ。入口を入って奥へ入ると荒れた踏み跡あり、その先、植林の中に、トレッキング愛知さんが下山した石仏があった。踏み跡は非常に薄い。天神山へは、道不明瞭で、下山場所も明確にイメージできなかったので、藪歩きとしておきました。参考の記録自体も2012年で10年以上経過しているので、天神山へは荒れています。
・駐車場に戻り、近くの4等三角点:柳瀬(381.22m)を思い出したので、見にいく。最上部が茶畑で、ちょうどご家族の方がいらしたので、挨拶すると、上にあると教えて頂いた。茶畑のすぐ手前にあった。展望よく、竜頭山始め360度の展望があります。
・行きに入れなかった田峯城址まで、車で移動する。本丸の復元住居は当時の一般的な建築に倣ったものということですが、垂直に近い木梯子段を上がった物見櫓からの展望は、入場料を払った効のあるそれでした。9:00~16:00まで。
・注:家へ帰って「信濃をめぐる境目の山城と館 ー美濃・飛騨・三河・遠江編ー 」を見ると、天神山(578m)は、「田峯平城」(だみねひらしろ)とあり、物見場と考えられるとありました。天神山自体は、同書所載の2万5000位置図では、笹頭山南尾根の小ピーク530mの場所で、愛宕山の通称名であると言う。天神石像と愛宕社石塔が残る。(同書には、同付近に「田峯平城」「田峯城ヶ峯砦」「愛宕山砦(天神山)」の三つが記載されているが、位置図では「田峯城ヶ峯砦」が「田峯平城」578mの東北東方向標高540mとされている。説明文の図と相違するので、両者「田峯城ヶ峯砦」と「愛宕山砦(天神山)」は2万5000位置図では取り違えられ、天神山(愛宕山)が田峯平城578mから東北東もしくは東方向に直線で300m先の標高540m地点ではないかと思います。) 因みに、田峯平城の山頂には、猪垣と思われる石列が延々と続いているとあり、何でこんなところに石ころ群がと思ったところと思います。
・注:高野山は、「高野砦」として記載されています。
・注:田峯城址(城山)は、「われらの山50」 田口高校生徒会編 田口高校発行 1992.10 の一つでもあります。
・注:URLの「田峯城散策ウォーキングマップ」に載っている大木巡りをしたかったが、道標がないと難しいです。
*後日、URLのサイトで「トレッキング愛知」さんの山名リストを見つけました。数字足すと681座になりました。写真のみですが、コース案内板があるところは、写真を撮られています。2023年6月8日追記
参考書「トレッキング愛知680 上・下巻」 トレッキング愛知/著・発行 2017.6
「信濃をめぐる境目の山城と館 ー美濃・飛騨・三河・遠江編ー」宮坂武男 戎光祥出版 2015.11
URL愛知東三河Outdoor Route 田峯城散策ウォーキングマップhttps://www.honokuni.or.jp/outdoorroute/ufile/model/95_mappdf.pdf
山と酒の会  愛知県の山一覧https://yama-to-sake.com/archives/5159367.html
かめカメ山行記http://kamekame.pya.jp/aiti680/aiti680.html
入浴稲武温泉どんぐりの湯
写真駐車場から田峯観音
路脇の清冽なアザミ
首塚道標
林道鷹野線入口
高野山山頂 (4等大久後(おおくご)三角点)
下山合流地。行きは右へ行く。
高野山北尾根入口
天神山(578m)山頂
天神山登山口
標高450m町道から鞍掛山
4等柳瀬(やなせ)三角点
同地から天神山
同。笹頭山
田峯城址の物見櫓

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