登山レポート:(仮称)霧坂(きりさか)グリーンライン1000m尾根あるいは …

山行名(仮称)霧坂(きりさか)グリーンライン1000m尾根あるいは(仮称)宝地山(ほうじやま)尾根[3等点名:粟世(あわよ)1146.4m](愛知県豊根村)未完
行動開始日2023/8/1
期間(日)1
山行形態山歩き
地域日本
都道府県・国愛知県
住所・山域愛知県豊根村(美濃三河高原)
地図2万5000分の1 :茶臼山
天候薄晴
行程07:40  豊田市稲武町夏焼温泉発~茶臼山高原道路~国道151号~
08:40/09:10 駐車地
11:25 点名:粟世
11:40 折り返し地点
12:45 駐車地
(*行動時間は、手術後、体幹、脚力ともに衰え、参考にはなりません。)
参加者少々
ルート
※画像を押すと拡大表示できます
コメント・前置き:愛知県の山の本は、しばらく前から出尽くしている感がありますが、他県では県境稜線を行く、とか3等三角点までの全点踏査「美濃の三角点全点踏査の記録」(注1)とかあり、愛知県でも沢などは主題になりそうです。前2者のうち、愛知県の県境は、魅力に欠け、三角点は、トレッキング愛知さんの「トレッキング愛知680」でかなりカバーされている気がします(注2)。そこで、「愛知の1000m以上の山」は、どうかと思うのですが、名前のある山は、ガイド本に大体カバーされており、後は、地形図の独立標高点を見て、ピークと判断すべきものでしょうが、なかなか難しい面もあると思います。長野県境は、ほぼ1000m以上ですから、尾根を加えて、県境稜線とそれから派生する尾根に、名前のある山、独立標高点でそれらしい山となると思います。誰かリストだけでも拵えてくれないかなと思います。宝地山1087.8mと4等点名:小屋ノ沢(こやのさわ)1113.4mに行った折、北からの尾根が該当すると思いましたので、行ってきました。自分として、特に期待し読みたい本は、「愛知の山の山村と廃村」です。こちらは、取材力が必要なので、専門のライターに書いてもらわねばならないと思います。
・注1:2023/1/9秋葉山の報告を参照してください。
・注2:2023/5/21田峯城址の報告を参照してください。
・前置き2: 猛暑日対策として旅館1泊山行をしています。前日と翌日の2日は確実に地元の猛暑日逃れができるのですから。本当は夏中、1週間隔ぐらいで実行したいのですが、体力、気力なく持続的に続きません。今回は、稲武の夏焼温泉、青柳亭(せいりゅうてい)に1泊して行きました。何といっても温泉に入り、何もせずゆっくり寝ることができたのが魅力です。
・別所街道(151号)の新野峠(にいのとうげ)手前、ガードレールに囲まれたアスファルトの広場に駐車する(帰ってネットサーフィンしていると、151号の付け替え工事で取り残された旧道部でした)。林道へ入ると標識に「村道41霧坂線」とありました。「点の記」では、霧坂グリーンラインです。村道から独立標高点1069mに向かう入り口、ササは立ち枯れているものの、かなり密で復活すれば激ヤブの類いになると思います。ここが一番、密で、以後の立ち枯れは全然大したことありません。1069mを過ぎて、突然草付きの作業道に出会います。進む方向が違うので、少し戻り、下に村道が見えるので合流する。
・1.5kmほど先、地形図で最も等高線の混み合っている標高差50mが最も難所の急登でした。キノコ栽培地の網フェンス横を辿り、一旦、村道に出てから点名:粟世に取り付く。下ったところは、作業道が尾根を横切っており、縁を辿ると村道に出る。歩き始めて、鳴動。しばらくしてはっきり雷鳴。青空、見えるが灰雲が北に向かう。昼前だが、軽量化のため、軽折り畳み傘とビニールポンチョしか持ってない。驟雨になったら拙いと思い、早々に撤収する。雨はパラパラする。帰りの村道は普通車でも入れそうな気がしたが、表土が流出している所もあるので、あまり入らない方が無難かなと思います。雷鳴は少ししたが、日が差したり、と、車に戻ったら降り出した。茶臼山高原では、ほとんど降雨なくアスファルトに蒸気が舞っていたが、面ノ木峠までは降っていた。名倉に出ると降り跡、無し。
・稲武温泉どんぐりの湯に寄ってから、「ちゅーま館」(正式名称:豊田市郷土資料館ちゅーま。長いので勝手に省略しました。)に寄る。予想していたのと違い、郷土資料館でした。もちろん、子どもたちには見たこともない道具類など、貴重な資料で学習材料になると思いますが、プラス、交通の要衝として、街道の様子、また信玄や勝頼が通った道とか、地図、道の遺跡などをパネルで展示し、特色を出してもらえたらと思いました。以前に「いなぶ軽登山ハイキングガイド」https://www.inabu-kankou.com/inabuarticle/688 を見て「杣路峠」へ行っていますので興味あります(「道の駅どんぐりの里いなぶ」や「ちゅーま館」にも置いてあります)。
注:イノシシの剥製が、普通のクマより大きく体長1.5m?はあるのが印象的でした。山では、雄のイノシシにあったことはありません。
・参考:夏焼温泉出発時、25℃。面ノ木峠通過時、22℃。下山駐車地29℃。帰宅38℃。
*後日談:9月の某日、県道426号で宝地峠まで行き、前回のコースを繋いできました。村道霧坂線は入口でトラ柵2つの通行止め、すぐ先、谷側、路面半分ほど底抜け。その後も横断排水溝のコンクリート側壁が露出、30cmほどの垂直段差に拳大の石ころ涸れ沢路と変わり果て、この上ない悪路あり。また入口の崩落地と同じようなところもあります。峠から直線で1.6km程先、同じくトラ柵で通行止めです。前回は、最初の1069m標高点先で作業道が出てきて戸惑いましたが、それ以降は単純な尾根と思いました。今回は、2回ほど間違え、1084m標高点では、偶々コンパスに方向指示を設定していたので、見ると大幅に方向が違ってました。自分でも納得せず、GPSを見ると確かに間違ってました。戻る手間が省けて嬉しかったです。前回と同じく杉植林ですが、時々、植林との境界で自然林に出会えます。割と大きなブナもあります。5cm程度のヤマジノホトトギス?がポツポツと生えています。目立つ朱赤色の触手キノコはカエンタケが有名ですが、調べるとベニナギナタタケかも知れない。ギンリョウソウも一株見ました。エンゴサクの仲間と思うものあり。
・下山後は、「トレッキング愛知680」所載(2017.6月刊、自費出版)の「金刀比羅大神」66pに行くため、宝地集落の方へ下り、74号阿南東栄線で新野峠に向かう。新野峠から愛知県側、駐車地は、左側と思っていたら見当たらず、村道霧坂線の入口まで行く。面倒なので、そこから歩くと新野峠直近カーブ手前、北側、ガードレールに囲まれた旧道部、車1台分入れる隙間があるところが駐車地でした。因みに霧坂線入口には「通行注意伐採搬出中」の立看板がありました。村道はドロドロで入らない方がいいと思います。登山靴もかなり汚れることを覚悟せねばならないと思います。
・「霧坂線」の名称については、豊根村役場に問い合わせしましたら、「霧坂峠」に由来するそうです。位置については、ちょっと不明、URLで「豊根村全図」の霧坂グリーンラインの「坂」の字あたりではないかということでした。
URL豊根村全図http://www.vill.toyone.aichi.jp/cms/wp-content/uploads/2021/03/6e86875be71f9b0e4381a2ff2f0c0804.pdf
YamaReco (村道往復ですが、写真があるので、掲げておきます。)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3828342.html
入浴稲武温泉どんぐりの湯
写真国道151号脇、駐車地
村道霧坂線入り口
枯れササ
標高点1069m南、地図にない作業道
キノコ栽培地
点名:粟世
粟世から下り、村道合流
横平大橋から仮称霧坂グリーンライン尾根。右端、粟世?

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