登山レポート:Labrador Nature Reserve(ラブラドール …

山行名Labrador Nature Reserve(ラブラドール自然保護区)/Labrador Battery(ラブラドール砲台)で歴史に思いを馳せ、Berlayer Creek Boardwalk(バーレイヤー川・ボードウォーク)で癒される!「シンガポールの勇者になる!!」
行動開始日2024/6/2
期間(日)1
山行形態ハイキング・トレッキング
地域東南アジア
都道府県・国シンガポール
住所・山域Singapore(シンガポール)、Labrador Nature Reserve(ラブラドール自然保護区)、Berlayer Creek Boardwalk(バーレイヤー川・ボードウォーク)
天候晴れのち小雨
行程【2日】
12:28 Labrador Park MRT Station(地下鉄ラブラドール公園駅)
――― Labrador Villa Road ―――
12:34 分岐:Labrador Villa Road(ラブラドール・ヴィラ道路)、Port Road
(ポート道路)
12:39 Restaurant(レストラン)方面分岐、ラブラドール・ヴィラ道路の終点
12:42/12:47 Gun Emplacement Ⅰ(砲座Ⅰ)
12:54/13:07 Casemate with Tunnel(ケースメイト+トンネル)、売店跡、トイレ跡
13:11/13:14 Gun Emplacement Ⅲ(砲座Ⅲ)
13:19/13:40 Gun Emplacement Ⅳ(砲座Ⅳ)、6-Inch Gun(6インチ砲)
13:25 The 1892 Storeroom(1892年製の格納庫)
13:26/13:28 Gun Emplacement(砲座)
13:30 The Wall of The Brick Cutting(レンガの壁)
13:39 Obelisk(オベリスク)
13:40/14:09 Machine Gun Post(機関銃トーチカ)、Mini Playground(小さな公園)、Berlayer Beacon(バーレイヤー・ビーコン)
14:10/14:11 Dragon's Teeth Gate(龍牙門)
14:15 Port Road方面分岐
――― ComChest Green ―――
14:24 Lookout Deck(展望台)
14:42/14:48 分岐:Berlayer Creek Boardwalk(バーレイヤー川・ボードウォーク)-Bukit Chermin boardwalk (ブキ・チャーミン・ボードウォーク)
――― Berlayer Creek Boardwalk ―――
14:51/14:52 Look-out Point(下流側の展望台)
――― Berlayer Creek Boardwalk ―――
14:59/15:01 Look-out Point (上流側の展望台)
――― Berlayer Creek Boardwalk ―――
15:10/15:15 Pavillion(パビリオン)
15:17 Labrador Park MRT Station(地下鉄ラブラドール公園駅)
所要時間2時間49分
参加者IT/計1名
ルート
※画像を押すと拡大表示できます
ポイント

#お楽しみポイント

・Labrador Nature Reserve(ラブラドール自然保護区)の散策
・Berlayer Creek Boardwalk(バーレイヤー川・ボードウォーク)の散策
・歴史探訪(Labrador Battery(ラブラドール砲台)、Fort Pasir Panjang(パシル・パンジャン砦))
コメントシンガポールの南西部に位置する、Labrador Nature Reserve(ラブラドール自然保護区)へハイキング・トレッキングに行きました。

ラブラドール自然保護区には、マングローブ林、岩礁、豊かな植生など、多様な生態系が共存する貴重な自然が残されています。また、かつてここにはイギリス軍が構築した要塞、パシル・パンジャン砦がありました(後に、ラブラドール砲台へとアップグレード)。現在でも、砲台跡、トンネル、武器庫、トーチカなど、歴史的に貴重な遺構がたくさん確認できます。

様々なウォーキング・コースが整備されたラブラドール自然保護区は、「都会を少しだけ離れて、自然と歴史に気軽に親む場所」として人気のスポットになっています。


今回は、Labrador Park MRT Station(地下鉄ラブラドール公園駅)を基点に周回、
Gun Emplacement Ⅰ(砲座Ⅰ)、Casemate(ケースメイト)、Gun Emplacement Ⅲ(砲座Ⅲ)、Gun Emplacement Ⅳ(砲座Ⅳ)、6-Inch Gun(6インチ砲)、The 1892 Storeroom(1892年製の格納庫)、The Wall of The Brick Cutting(レンガ切りの壁)、Obelisk(オベリスク)、Machine Gun Post(機関銃トーチカ)、Berlayer Beacon(バーレイヤー・ビーコン)、Dragon's Teeth Gate(龍牙門)、Berlayer Creek Boardwalk(バーレイヤー川・ボードウォーク)などを巡りました。


※トーチカとは?
鉄筋コンクリート製の防御陣地を指す軍事用語です。

※マレー作戦(太平洋戦争)について
1941年12月8日、日本はハワイの真珠湾を攻撃するとともにマレー半島のイギリス領コタバルなどに奇襲上陸を開始、太平洋戦争を開戦、第二次世界大戦へ参戦しました。
マレー作戦では陸軍、海軍、航空部隊が連携し総合的な作戦を展開、イギリス軍の抵抗を打ち破りながらマレー半島を迅速に南下していきました。1942年2月15日にはイギリス軍の要衝であるシンガポールを陥落させ、開戦から僅か2か月でマレー全域を支配下に置きました。この後、日本はシンガポールを「昭南島」と名付け終戦まで統治することとなりました。


↓詳しくは(*^▽^*) 
写真

#Labrador Park MRT Station(地下鉄ラブラドール公園駅)

駅を出て周辺を探索していると、中華系シンガポール人?と思われる人に道を尋ねられました。
ジモティと思われたようで中国語で、、、

Berlayer Creek Boardwalk(バーレイヤー川・ボードウォーク)へ行くとのことで、持てる知識を総動員して御案内いたしました。

#Labrador Park MRT Station(地下鉄ラブラドール公園駅)

僕は先ほどの人とは逆方向、駅を出て左へ歩きだします。

最初の目的地はCasemate(ケースメイト)です。
国有地(進入禁止)のフェンスに沿ってLabrador Villa Road(ラブラドール・ヴィラ道路)を歩きます。

#分岐:Labrador Villa Road(ラブラドール・ヴィラ道路)、Port Road(ポート道路)

ラブラドール・ヴィラ道路(右折)とポート道路(直進)の分岐です。右折しまーす。

コーナーにLabrador Nature Reserve(ラブラドール自然保護区)の標石があります。
Guest House(ホテル)への進入路です。
通過します。

#Carpark A(駐車場A)

次にCarpark A(駐車場A)のエントランスを見送ると、、、

#Restaurant(レストラン)方面分岐、ラブラドール・ヴィラ道路の終点

ラブラドール・ヴィラ道路の終点(分岐)に突き当たりますので、左折してラブラドール自然保護区の基幹道路に入ります。
マップとメンテナンス関連の情報があります。

海岸の北西エリアの一部が閉鎖されています。

#分岐、小道に入る

この分岐を右折し基幹道路から小道へ入ります。

ジャングルに突入しま~す!!
(^^ゞ

#Gun Emplacement Ⅰ(砲座Ⅰ)

5差路?になっている広場に着きました。

うーむ?どっちに行けばいいのかな?
(+_+)

#Gun Emplacement Ⅰ(砲座Ⅰ)

真新しい案内板が置かれた砲座(砲座Ⅰ)があります。

案内板によれば、、、
1878年、イギリス軍は港の西側の出入口を守るため、ここにFort Pasir Panjang(パシル・パンジャン砦)を建設しました。やがて砦は使用されなくなりますが、第二次世界大戦の前にLabrador Battery(ラブラドール砲台)として復活、シンガポールが日本軍に占領されるまでイギリス軍の防衛拠点として使用されました。
海側の小道を歩くことにします。
分岐です。海岸方面に下らないで、ずっと山の上を歩いていきます。

#Casemate with Tunnel(ケースメイト+トンネル)、売店跡、トイレ跡

基幹道路へ戻ると、売店跡、トイレ跡がある所に出ました。

#Casemate with Tunnel(ケースメイト+トンネル)、売店跡、トイレ跡

ここにはトンネルを備えたCasemate(ケースメイト)があります。

ケースメイトは砲台を守るコンクリート構造物のことですが、ここでは砲弾の保管所、砲手や部隊の避難所の役割も担っていました。

#Casemate with Tunnel(ケースメイト+トンネル)、売店跡、トイレ跡

トンネルは閉鎖されており、中に入って見学することはできません。

#Casemate with Tunnel(ケースメイト+トンネル)、売店跡、トイレ跡

ケースメイトの上は広場になっています。

次の目的地は6-Inch Gun(6インチ砲)が置かれているGun EmplacementⅣ(砲座Ⅳ)です。
この分岐を右折すると、、、

#Gun Emplacement Ⅲ(砲座Ⅲ)

次の砲座があります。

案内板には「砲座Ⅲ」と書かれていますが、地図の資料を見ると「砲座Ⅱ」になっています?ハテ?
残存する資料と遺構が一致しないような話のようです、、、

#Gun Emplacement Ⅲ(砲座Ⅲ)

また、ジャングルに入りまして、、、
(^-^) 好きですねぇ♪
えっと!ナゼか、、、
小道の真ん中(ジャングルの真ん中)で、お座りデートしているカップルが多いんです(汗)

ジャングルの中は涼しいので、気持ちは分かりますが、、、
<m(__)m>

#Gun Emplacement Ⅳ(砲座Ⅳ)

砲座Ⅳです。

#Gun Emplacement Ⅳ(砲座Ⅳ)

6-Inch Gun(6インチ砲)が置かれています(*^^*)

#Gun Emplacement Ⅳ(砲座Ⅳ)

2001年3月にBeach Road Campだった場所の地中から発見された本物を移設してあります。

本物は迫力が違います。

お触り、お触り(^-^)
スリスリ、ナデナデ(^-^)

#Gun Emplacement Ⅳ(砲座Ⅳ)

次の目的地はObelisk(オベリスク)です。

#The 1892 Storeroom(1892年製の格納庫)

1892年につくられた格納庫です。蓋がされており中は見えません。

#Gun Emplacement(砲座)

ここにも砲座が、、、

#Gun Emplacement(砲座)

先に進みまーす。

#The Wall of The Brick Cutting(レンガ切りの壁)

1886年頃につくられた城壁の遺構です。
ここを抜けると海岸に出ます。
山(丘)から降りてきました。
(≧▽≦)
Carpark B(駐車場B)は、行楽客さん達の車で満車状態です。
開放感(^O^)
山も良いけど海も良いなぁ♪
さて、目的地はどこ?(^^ゞ

#Obelisk(オベリスク)

ありました!!

イギリス人が建てたもので、港の西側の境界を示し、またアジア大陸の最南端を示す目印でもありました。

#Machine Gun Post(機関銃トーチカ)、Mini Playground(小さな公園)

オベリスクの近く、小さな公園の端にMachine Gun Post(機関銃トーチカ)があります。

この機関銃トーチカは海岸から上陸する敵を想定して設置されました。当時は、機関銃座、探照灯、鉄条網などで構成される厳重な海岸防衛体制が敷かれてたそうです。

ラブラドール自然保護区には、もう一つ機関銃トーチカがあります。ここから山の麓に沿って北西方向に行き、Toilet B(公衆トイレB)を見つけたら、その背後を探してください。藪に埋もれているとの情報があります。

#Berlayer Beacon(バーレイヤー・ビーコン)

ビーコンは岬の南端に建っています。過去には港に入る船の航行ガイドの役割を果たしていました。

#Berlayer Beacon(バーレイヤー・ビーコン)

ここから見る夕日が秀逸なのだそうです。

#Machine Gun Post(機関銃トーチカ)、Mini Playground(小さな公園)

いきなりですが、、、

「事件発生」(;´・ω・)

公園のベンチに座り、ピーナッツを食べながらスマホに集中していると、、、

「誰か?が左手に持っているピーナッツを引っ張る?」

「左を向くと??猿!!」

「ウォーwww」と叫んだ僕がいました。

「バーレイヤー岬の戦い」の始まりであります(;・∀・)

↓以下、経過説明です。

#Machine Gun Post(機関銃トーチカ)、Mini Playground(小さな公園)

猿からピーナッツを奪い返しザックに収納して逃げる

猿がザックに襲いかかる

ザックを取り返して猿を撃退

猿が隣にいたご家族のバックに襲いかかる

ご家族のお父さんがバックを取り返そうと近づく

危ないのでヤメテと叫ぶ!お母さん!!

お父さんと猿の睨みあいが続く

お母さんがお父さんに棒(武器)を渡すと猿は直ぐに去っていきました

#Machine Gun Post(機関銃トーチカ)、Mini Playground(小さな公園)


事件後、見ていた人が声をかけてくれました!!

「君は勇者」だって。

サンキュー(^O^)/


教訓!「戦う時は武器を持て!!」


いや、戦いたくないです、、、
動物から受傷すると、怪我だけでなく感染症のリスクがありますから!!
気を付けましょう(@_@)

ちなみに、この事件でスマホの画面に傷が入ってしまいました!!
(ToT)
心を落ち着かせてからハイキング再開です!!

次の目的地はDragon's Teeth Gate(龍牙門)です。

#Dragon's Teeth Gate(龍牙門)

岬を回り込みむと牙の形をした岩のレプリカが出現。

Dragon's Teeth Gate(龍牙門)です。

レプリカなので叩くと良い音がします。
( ̄▽ ̄)

#Dragon's Teeth Gate(龍牙門)

オリジナルの龍牙門は、1848年、港の拡張のためにイギリス軍によって破壊されています。

次の目的地はBerlayer Creek Boardwalk(バーレイヤー川・ボードウォーク)です。

#Port Road方面分岐

直進します。

#ComChest Green

広場です。トイレがあります。

#ComChest Green

リス君登場!
Red-bellied Squirrel(アカハラリス)です。

猿の事件のトラウマで「リスさえも怖い」です。
(/ω\)

#ComChest Green

#Lookout Deck(展望台)

パノラマビューを楽しめます。

ユニークなビル群は高級住宅団地、Reflections at Keppel Bay(リフレクションズ・アット・ケッペル・ベイ)です。

歩くと気持ちよさそうなBukit Chermin boardwalk (ブキ・チャーミン・ボードウォーク)も見えます!!

#分岐:Berlayer Creek Boardwalk(バーレイヤー川・ボードウォーク)-Bukit Chermin boardwalk (ブキ・チャーミン・ボードウォーク)

分岐です。ロータリーになっています。

#分岐:Berlayer Creek Boardwalk(バーレイヤー川・ボードウォーク)-Bukit Chermin boardwalk (ブキ・チャーミン・ボードウォーク)

右折すればブキ・チャーミン・ボードウォーク、左折すればバーレイヤー川・ボードウォークです。

左折しま~す(^O^)
バーレイヤー川・ボードウォークの様子です。

#Look-out Point(下流側の展望台)

#Look-out Point(下流側の展望台)

#Look-out Point(下流側の展望台)

良いなぁ~、この道♪
癒されます。

#Look-out Point(上流側の展望台)

#Look-out Point(上流側の展望台)

展望台は、川の上に立っている感覚が得られるようにつくられています。
バーレイヤー川・ボードウォークの終点です。

#Pavillion(パビリオン)

このPavillion(パビリオン)は屋根に登れる構造になっています。登ってみましょう!!

パビリオンの隣がLabrador Park MRT Station(地下鉄ラブラドール公園駅)です。


お疲れ様でした ^^) _旦~~

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