どういうきっかけで知ったのか忘れてしまいましたが、「恵那山百態」という画集を手に取ってみたいと思いました。著者は、吉村忠七、中津川市生まれの郷土画家と言えると思います。書誌データは、恵那山百態 / 吉村忠七著 吉村ひろ子編 アートセンター日額 中津川 1985.8 95p 27×31cm
現在、流通している本であればオンライン書店ですぐ購入できますが、絶版とか自費出版であれば古本でもなかなか入手しがたいものです。
そこで、図書館を利用されている方には常識であってほしいと思っているのですが、案外、活用されていないと思われる
図書館の横断検索(おうだんけんさく)
都道府県立図書館と連携している複数の図書館を同時に検索すること
図書館間相互貸借(そうごたいしゃく)
図書館同士が所蔵している資料を貸し借りすること
について、上記の本を例に取り、述べて見たいと思います。
記録は2007年1月6日読了ですので、その当時の経過です。
現在は愛知県内では県図書館が所蔵しています。
先ず、愛知県図書館のホームページに入り、
https://www.aichi-pref-library.jp/
横断検索(愛蔵くん)で県内の図書館の所蔵状況を調べます(現在の横断検索への加入図書館の状況はわかりませんが、県内の公立図書館全部と思わない方がいいかも知れません)。
https://www.aichi-pref-library.jp/?page_id=72
書名に横断検索したい書籍名を入力して検索開始ボタンを押します。
愛知県内の公立図書館には所蔵はなかったので、岐阜県立図書館のページにアクセスします。
https://www.library.pref.gifu.lg.jp/
ここでも横断検索で検索してみます。
私は、お気に入りに愛知県、三重県立、岐阜県図書館を入れています。
もちろん、利用はしにくくても国立国会図書館も入れています。書誌データの情報とか、このキーワードでどのくらい本が出版されているか?などを調べる時に使います。日本一の納本図書館ですので。
岐阜の図書館では土岐市立図書館以外にも何カ所か所蔵していたと思います。
一つ、注意しなければならないのは、この種の、自費出版などの本は関係する図書館では郷土資料として収集することが多いことです。また、地元の方に情報が載りますので、地元図書館が所蔵していることが多いのです。もちろん、地元図書館に寄贈されることも多いのです。
問題なのは、郷土資料は貸出不可が多いことです。当然、貴重な本ですし、保存するのは当たり前ですが、必ず貸出用に何冊かは複本を用意していただきたいと思います。
この貸出可能をクリアしていた所が土岐市立図書館でした。
私の住所地の図書館(私の地元の図書館)で
相互貸借(相互貸借)
をお願いし、2007年のお正月に読めました。
https://websv.aichi-pref-library.jp/sougo.html
相互貸借の手続きですが、愛知県図書館の場合は
1. カウンターに用意されている「リクエストカード」にご記入ください
2. こちらで資料を所蔵している図書館を探して、貸出の依頼をします
3. 所蔵調査・資料の到着までにはある程度時間がかかる
4. 資料によっては借受できないもの、館内でご利用いただくものもある
5. 利用後は、愛知県図書館4階カウンターへ返却する
という流れになっています。詳しくは、地元の図書館にご確認ください。
森本次男の「樹林の山旅」なども機会があれば読みたいと思っているのですが、大抵、相互貸借の本は図書館から借りてから返却まで1ヶ月でやりとりするので貸出期間がだいたい1週間しかありません。
どこかで古本が出ないかなと思っています。
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