雪山で使う手袋(グローブ)で悩んできた
私ですが、皆さんは如何でしょうか?
今回は、
様々なアウトドアシーンで使われる手袋(グローブ)「テムレス」
が雪山用手袋としてどの程度使えるのか?というお話です。
今更ですが、防寒テムレス(防寒仕様のテムレス)について解説します。
また、アウトドア・スポーツユーザ向けの新ブランド「TEMRES」誕生というニュースが入ってきましたので、そのあたりもレポートいたします。
防寒テムレス(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)
【目次】 1. テムレスとは? 9. アウトドア・スポーツユーザ向け新ブランド「TEMRES」 10. TEMRES WINTER |
テムレスは「ショーワグローブ株式会社」が発売する作業用手袋です。
ショーワグローブ株式会社について調べてみます。
ショーワグローブは1954年から手袋をつくり続け、家庭用から作業用・産業用と幅広い分野において世界中のユーザーのみなさまに安心と安全をお届けしてきました。(引用:公式サイト)
ひとことで説明するなら、
経験と実績を兼ね備えた実力派の手袋専業メーカ
ということですね。
私は手袋専業メーカというところに信頼感を持ちました。
ショーワグローブが発売する透湿性と防水性を兼ね備えた作業用手袋のシリーズが「テムレス」です。「防寒テムレス」は裏起毛がついた防寒タイプのテムレスになります。
アウトドアスポーツ用手袋ではなく、作業用というところがコストパフォーマンスの良さにつながります。
2021年1月現在、ショーワグローブ様の公式サイトを見ると、3タイプのテムレスがラインアップされています。
1.No.281 テムレス/普通の「テムレス」
2.No.282 防寒テムレス/「テムレス」の裏起毛防寒タイプ
3.No.283 ジャージテムレス/「テムレス」のジャージ付きタイプ
購入の際に銘柄を間違わないように注意しましょう。
<メーカのホームページ>
ショーワグローブ株式会社:https://www.showaglove.co.jp/
ショーワグローブ株式会社・会社概要:https://www.showaglove.co.jp/company/data
ここからは防寒テムレスに絞って深堀りしていきます。
透湿性と防水性を兼ね備えた素材を採用しており、水を通さず湿気は逃がすことができます。外からの濡れを防ぎながら汗などの湿気を手袋外部に放出することで作業中のムレを軽減します。
(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)
ちなみに、
防水透湿素材の王者GORE-TEXは、透湿性:25,000〜98,000g/m2・24hrs
を実現しています。
やわらかく、手の自然な形に合わせて設計されたデザインで作業性に優れています。
日本のメーカということで、
日本人の身体的特徴にマッチしていることが期待
できます。
アウトドアブランドの冬用手袋は作りがしっかりしている反面、手袋をしたまま細かい作業をするには不向きでした。
対して
防寒テムレスは、作業用手袋の操作性能を残しながら防寒性能をプラスした作り
となっており、手袋をしたままスマホ操作などの細かい作業もしやすくなっています。
サイズ展開は、M・L・LL・3Lの4サイズ
です。
ちなみに、
私には「mサイズ」がジャストフィット
するのですが、
より寒冷な環境でのインナーの使用を考えて、ワンサイズ上の「lサイズ」が良かったかな?
と思っています。
耐洗剤性に優れたポリウレタンを採用しているので清掃作業にも適しています。
(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)
汚れたら洗濯も気軽にできそう
です。
ただ、一度濡れると
乾きにくいというデメリット
を感じました。
裏返すことも難しい形状で、洗濯後になかなか乾かず苦労しました。
この点は注意です。
特殊樹脂をコーティングしているため、高いスベリ止め効果を発揮します。
(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)
私の使っていたブランド物の冬用手袋ですと、ツルツルしていてスキー板を運ぶ時などは強く握らないと滑り落してしまいそうで疲れます。
その点、防寒テムレスは軽く握るだけでもガッチリホールドできて安心感がありますね。
気になるのは
ビレイする場合、発熱、溶融、ビレイ器への巻き込みなどの問題
がどうかというところです。
ポリウレタン製のため、マイナス60℃の環境下でも柔軟性を保ち、手の曲げ伸ばしがスムーズです。
(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)
素晴らしい性能ですが注意しないといけないのは-60℃でも柔らかいと謳っているだけで、
-60℃の極寒環境での使用を想定しているといっている訳ではない
ということです。
透湿性と防水性を兼ね備えたポリウレタンを採用し、軽量化を実現しました。薄くて軽いので、疲れにくく作業性に優れています。
防寒テムレス(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)
軽い、かさ張らない
これは
アウトドアでは大きいなアドバンテージになります。
冬はどうしても荷物が多く、大きくなりがちです。
そして
作業がしやすい
これも
少しでも体力を消耗したくない登山では、大きなアドバンテージ
になります。
ブランド物の大層な手袋は、手の小さい非力な女性などには手への負担が大きい
でしょう。
内側にやわらかいボアタイプの裏起毛を施し、保温性を高めています。
防寒テムレス(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)
より寒冷な環境で使用する場合は、インナー&アウター手袋を併用しています。
(1月の3,000M級の日本アルプスではインナー手袋を併用しました。)
某ネット通販サイトでは、
No282防寒テムレス Mサイズ
が
1,241円
で売られています。
ブランド物の冬用手袋に比べて破格の安さ
ですね。
GORE-TEX採用のクロスカントリースキー、スノーシュー、冬季トレラン等での利用を想定したブランド物手袋ですと、
ARC'TERYX(アークテリクス) Venta Glove(ベンタ・グローブ) 21720
あたりになると思いますが、某ネット通販サイトで
9,900 円
で売られています。
(引用:アークテリクス公式サイト)
製品に関する詳細はメーカさんのホームページを見てくださいね↓↓↓
【製品のホームページ】
No.281テムレス:https://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/421
No.282防寒テムレス:https://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/457
No.283ジャージテムレス:https://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/467
テムレスが雪山登山に利用されるようになって久しいですが、様々な要望を集める中で純粋なアウトドアブランドとして独立しました。
(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)
以下、アウトドアスポーツ向けブランドTEMRESのホームページからの抜粋になります。
ある時、冬用の作業用手袋が登山家の方の目に留まり、動画投稿サイトにおいて「雪山登山に使いやすい手袋」として紹介されます。
その動画はアウトドア業界で注目を集め、SNS上で当社の想定を超えた広がりを見せるなど大きな反響をいただきました。
手袋としての機能性・品質の高さを称賛いただく一方で、アウトドアで使うには「いかにも作業用手袋」というビジュアルに違和感があるというご意見も多く、カラーやデザインに関する様々な要望が寄せられました。
そうした声がきっかけとなり、アウトドア・スポーツユーザに新しい価値をもったグローブを提供するブランドであるTEMRESが誕生しました。そこには当社がこれまで培ってきた技術力が生かされています。
アウトドアスポーツ向けブランド「TEMRES」の中で、TEMRES winterシリーズが冬山用手袋になります。
以下、メーカの公式サイトからの情報です。
●TEMRES 01winter
(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)
シェルにポリウレタンを採用したインナー一体型防寒・防水グローブ。
ウィンターシーズンのアクティビティに
サイズ: M / L / LL / 3L
素材
樹脂部:ポリウレタン
繊維部:アクリル・ポリウレタン・ナイロン・その他
●TEMRES 02winter
(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)
バックルとドローコードを備えたカフ付きモデル
ウィンターシーズンのアクティビティに
サイズ: M / L / LL / 3L
素材
樹脂部:ポリウレタン
繊維部:アクリル・ポリウレタン・ナイロン・その他
カフ:ポリエステル・天然ゴム
某ネット通販サイトでは、
TEMRES 01winterが
2,230円
TEMRES 02winterが
3,900円
で販売されており、少しお高めです。
デザインが気にならなければ従来の防寒テムレスで良くないですか?
というのが私の感想です。
製品に関する詳細はメーカさんのホームページを見てくださいね↓↓↓
【製品のホームページ】
TEMRES 01winter:https://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/707
TEMRES 02winter:https://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/708
余談ですが、予備の手袋はウェアの内ポケットに入れておくと体温で温まるので、いざという時に快適に使用できますよ(*´з`)
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