アウトドアの小技:雪山で作業用手袋「防寒テムレス」を使う?!アウトドア向けブランド「TEMRES」誕生!!

カテゴリ:山の道具

投稿日:2021/01/12

投稿者:IT

SHOWA

雪山で作業用手袋「防寒テムレス」を使う?!
アウトドア向けブランド「TEMRES」誕生!!

雪山で使う手袋(グローブ)で悩んできた

私ですが、皆さんは如何でしょうか?

今回は、

様々なアウトドアシーンで使われる手袋(グローブ)「テムレス」

について

l  テムレスとは?

l  雪山用手袋としてどの程度使えるのか?

l  洗濯方法は?

など、

防寒テムレス(防寒仕様のテムレス)について、私の経験も交えながら解説します。

特にお悩みの方(私も含めて)の多い洗濯方法については、ショーワグローブ様に直接問合せしてみました。

結果は如何に?

また、アウトドア・スポーツユーザ向けの新ブランド「TEMRES」誕生というニュースが入ってきましたので、そのあたりもレポートいたします。

イメージ画像(防寒テムレス)

防寒テムレス(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)

【目次】

1.     テムレスとは?

2.     【防寒テムレスの特徴1】透湿防水機能でムレにくい

3.     【防寒テムレスの特徴2】優れたフィット感

4.     【防寒テムレスの特徴3優れた耐洗剤性

5.     【防寒テムレスの特徴4】高いスベリ止め効果

6.     【防寒テムレスの特徴5】寒くてもやわらかい

7.     【防寒テムレスの特徴6】薄く、軽く、疲れにくい

8.     【防寒テムレスの特徴7やわらかいボアタイプの裏起毛

9.     アウトドア・スポーツユーザ向け新ブランド「TEMRES

10.    TEMRES WINTER

11.    レビュー(山での使い方

 

テムレスとは?

 イメージ画像(テムレスは「ショーワグローブ株式会社」が発売する作業用手袋)

テムレスは「ショーワグローブ株式会社」が発売する作業用手袋です。

ショーワグローブ株式会社について調べてみます。

ショーワグローブは1954年から手袋をつくり続け、家庭用から作業用・産業用と幅広い分野において世界中のユーザーのみなさまに安心と安全をお届けしてきました。(引用:公式サイト)

ひとことで説明するなら、

経験と実績を兼ね備えた実力派の手袋専業メーカ

ということですね。

私は手袋専業メーカというところに信頼感を持ちました。

次にテムレスについて調べてみます。

ショーワグローブが発売する透湿性と防水性を兼ね備えた作業用手袋のシリーズが「テムレス」です。「防寒テムレス」は裏起毛がついた防寒タイプのテムレスになります。

アウトドアスポーツ用手袋ではなく、作業用というところがコストパフォーマンスの良さにつながります。

20211月現在、ショーワグローブ様の公式サイトを見ると、3タイプのテムレスがラインアップされています。

1.No.281 テムレス/普通の「テムレス」

2.No.282 防寒テムレス/「テムレス」の裏起毛防寒タイプ

3.No.283 ジャージテムレス/「テムレス」のジャージ付きタイプ

購入の際に銘柄を間違わないように注意しましょう。

<メーカのホームページ>

ショーワグローブ株式会社:https://www.showaglove.co.jp/

ショーワグローブ株式会社・会社概要:https://www.showaglove.co.jp/company/data

ここからは防寒テムレスに絞って深堀りしていきます。

 

【防寒テムレスの特徴1】透湿防水機能でムレにくい

透湿性と防水性を兼ね備えた素材を採用しており、水を通さず湿気は逃がすことができます。外からの濡れを防ぎながら汗などの湿気を手袋外部に放出することで作業中のムレを軽減します。

説明図(水を通さず湿気は逃がす! 透湿防水機能でムレにくい)

(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)

ちなみに、

防水透湿素材の王者GORE-TEXは、透湿性:25,00098,000g/m224hrs

を実現しています。

 

【防寒テムレスの特徴2】優れたフィット感

やわらかく、手の自然な形に合わせて設計されたデザインで作業性に優れています。

イメージ画像(優れたフィット感)

日本のメーカということで、

日本人の身体的特徴にマッチしていることが期待

できます。

アウトドアブランドの冬用手袋は作りがしっかりしている反面、手袋をしたまま細かい作業をするには不向きでした。

対して

防寒テムレスは、作業用手袋の操作性能を残しながら防寒性能をプラスした作り

となっており、手袋をしたままスマホ操作などの細かい作業もしやすくなっています。

サイズ展開は、MLLL3Lの4サイズ

です。

ちなみに、

私には「mサイズ」がジャストフィット

するのですが、

より寒冷な環境でのインナーの使用を考えて、ワンサイズ上の「lサイズ」が良かったかな?

と思っています。

 

【防寒テムレスの特徴3】優れた耐洗剤性

耐洗剤性に優れたポリウレタンを採用しているので清掃作業にも適しています。

イメージ画像(優れた耐洗剤性)

(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)

汚れたら洗濯も気軽にできそう

です。

また、防寒テムレスの洗濯方法ですが私は普通に、

他の洗濯物と防寒テムレスを一緒に洗濯機に入れてガリガリ回して洗濯しています。

お安いので悪くなったら買い替えるという考えです。

ですが、

メーカは手洗いを推奨

しています。

また、内側が一度濡れると

乾きにくいというデメリット

を感じました。

裏返すことも難しい形状で、洗濯後になかなか乾かず苦労しました。

この点も注意です。

洗濯方法についてはメーカの公式なコメントを見つけられません

でしたので、ショーワグローブお客様相談室様に直接問合せしてみました。

回答を要約すると

l  樹脂部や繊維部の破損が心配なので、洗濯機よりも手洗いでの洗濯がおすすめ

l  裏返して洗浄・乾燥することで、汚れが落としやすく、乾かしやすくなるが、裏返す際に大きな力を加えてしまうと、裏起毛が剥がれてしまうので注意

l  洗濯後は日陰干しでの乾燥がおすすめ

です。

メーカ様には、迅速(即日)、丁寧な回答をいただき感謝です。参考にさせていただきます。( ^)o(^ )

 

【防寒テムレスの特徴4高いスベリ止め効果

特殊樹脂をコーティングしているため、高いスベリ止め効果を発揮します。

イメージ画像(高いスベリ止め効果)

(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)

私の使っていたブランド物の冬用手袋ですと、ツルツルしていてスキー板を運ぶ時などは強く握らないと滑り落してしまいそうで疲れます。

その点、防寒テムレスは軽く握るだけでもガッチリホールドできて安心感がありますね。

気になるのは

ビレイする場合、発熱、溶融、ビレイ器への巻き込みなどの問題

がどうかというところです。

 

【防寒テムレスの特徴5寒くてもやわらかい

ポリウレタン製のため、マイナス60の環境下でも柔軟性を保ち、手の曲げ伸ばしがスムーズです。

イメージ図(寒くてもやわらかい)

(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)

素晴らしい性能ですが注意しないといけないのは-60℃でも柔らかいと謳っているだけで、

-60℃の極寒環境での使用を想定しているといっている訳ではない

ということです。

 

【防寒テムレスの特徴6】薄く、軽く、疲れにくい

透湿性と防水性を兼ね備えたポリウレタンを採用し、軽量化を実現しました。薄くて軽いので、疲れにくく作業性に優れています。

軽い、かさ張らない

これは

アウトドアでは大きいなアドバンテージになります。

冬はどうしても荷物が多く、大きくなりがちです。

そして

作業がしやすい

これも

少しでも体力を消耗したくない登山では、大きなアドバンテージ

になります。

ブランド物の大層な手袋は、手の小さい非力な女性などには手への負担が大きい

でしょう。

 

【防寒テムレスの特徴7】やわらかいボアタイプの裏起毛

内側にやわらかいボアタイプの裏起毛を施し、保温性を高めています。

イメージ画像(やわらかいボアタイプの裏起毛)

防寒テムレス(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)

私は、より寒冷な環境で使用する場合は、インナー&アウター手袋を併用しています。

 

【防寒テムレスの特徴8】低価格

某ネット通販サイトでは、

No282防寒テムレス Mサイズ

1,241

で売られています。

ブランド物の冬用手袋に比べて破格の安さ

ですね。

GORE-TEX採用のクロスカントリースキー、スノーシュー、冬季トレラン等での利用を想定したブランド物手袋ですと、

ARC'TERYX(アークテリクス) Venta Glove(ベンタ・グローブ) 21720

あたりになると思いますが、某ネット通販サイトで

9,900

で売られています。

 イメージ画像(アークテリクス・ベンタグローブ)

(引用:アークテリクス公式サイト)

製品に関する詳細はメーカさんのホームページを見てくださいね↓↓↓

【製品のホームページ】

No.281テムレス:https://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/421

No.282防寒テムレス:https://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/457

No.283ジャージテムレス:https://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/467

アウトドアスポーツ向けブランドTEMRES

テムレスが登山に利用されるようになって久しいですが、様々な要望を集める中で純粋なアウトドアブランドとして独立しました。

イメージ画像(登山装備)

(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)

以下、アウトドアスポーツ向けブランドTEMRESのホームページからの抜粋になります。

ある時、冬用の作業用手袋が登山家の方の目に留まり、動画投稿サイトにおいて「雪山登山に使いやすい手袋」として紹介されます。

その動画はアウトドア業界で注目を集め、SNS上で当社の想定を超えた広がりを見せるなど大きな反響をいただきました。

手袋としての機能性・品質の高さを称賛いただく一方で、アウトドアで使うには「いかにも作業用手袋」というビジュアルに違和感があるというご意見も多く、カラーやデザインに関する様々な要望が寄せられました。

そうした声がきっかけとなり、アウトドア・スポーツユーザに新しい価値をもったグローブを提供するブランドであるTEMRESが誕生しました。そこには当社がこれまで培ってきた技術力が生かされています。

TEMRES winter

アウトドアスポーツ向けブランド「TEMRES」の中で、TEMRES winterシリーズが冬山用手袋になります。

以下、メーカの公式サイトからの情報です。

TEMRES 01winter

イメージ画像(TEMRES 01winter)

(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)

シェルにポリウレタンを採用したインナー一体型防寒・防水グローブ。

ウィンターシーズンのアクティビティに

サイズ: M / L / LL / 3L

素材

樹脂部:ポリウレタン

繊維部:アクリル・ポリウレタン・ナイロン・その他

 

TEMRES 02winter

イメージ画像(TEMRES 02winter)

(引用:ショーワグローブ株式会社公式サイト)

バックルとドローコードを備えたカフ付きモデル

ウィンターシーズンのアクティビティに

サイズ: M / L / LL / 3L

素材

樹脂部:ポリウレタン

繊維部:アクリル・ポリウレタン・ナイロン・その他

カフ:ポリエステル・天然ゴム

某ネット通販サイトでは、

TEMRES 01winter

2,230

TEMRES 02winter

3,900

で販売されており、少しお高めです。

デザインが気にならなければ従来の防寒テムレスで良くないですか?

というのが私の感想です。

製品に関する詳細はメーカさんのホームページを見てくださいね↓↓↓

【製品のホームページ】

TEMRES 01winterhttps://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/707

TEMRES 02winterhttps://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/708

レビュー(山での使い方)

春山から冬山に防寒テムレスを持ち込んで使ってみましたので報告します。

ザックリですがシチュエーションに応じて、以下の通りに使い分けています。

春山:防寒テムレスのみ

冬山:防寒テムレス+インナー手袋(スマホ対応)

ですが先日、18日の守門大岳のバックカントリースキーで軽い凍傷になりました。(――;)

まあ、本気クライマーさん達には「シモヤケでしょ!!」って突っ込まれそうですが、、、

凍傷?!シモヤケ?!

反省して、これからは、

厳しい冬山:防寒テムレス+インナー手袋(スマホ対応)+貼るカイロ

でいきます。

今まではポケットにカイロを入れて休憩時に温めてはいましたが!!これからはカイロは貼って使う!!

使い捨てカイロはコンビニで手に入るので便利

ですしね!!

また後日、レビューは書きます。

余談ですが、

予備の手袋はウェアの内ポケットに入れ体温で温めておくと、いざという時に快適に使用できますよ(*´з`)

ショーワグローブがプロデュースする「テムレス」は
冬山で遊ぶ人の強い味方です!!O(^^)O

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