//Googleサーチボックス

登山レポート:稲村ケ岳(いなむらがたけ)[4等点名:女 …・福井県・藪歩き

山行名稲村ケ岳(いなむらがたけ)[4等点名:女牛房(にょごぼう)]646.4m: (福井県敦賀市池河内)  並びに、敦賀山友クラブ発行「敦賀の山々」所載の山名
行動開始日2025/7/20
期間(日)1
山行形態藪歩き
地域日本
都道府県・国福井県
住所・山域福井県敦賀市池河内(いけのこうち)(伊吹山地)
地図2万5000分の1 :中河内(なかのこうち)
天候晴、猛暑
行程06:55 ~名神~北陸道敦賀IC~476号~敦賀市道池河内樫曲線~
09:50/10:10 池河内集落側、湿原駐車場
10:30 池河内越(旧道峠)
12:35 標高600m支尾根起点
13:10/13:25 山頂三角点
13:45 支尾根分岐点
15:30 沢合流
16:15 駐車場
(*行動時間は、手術後、体幹、脚力とも極端に衰え、一般の人には、全然、参考になりません。)
参加者少々
ルート
※画像を押すと拡大表示できます
コメント・前置き:この山の在庫写真は、下記6点だけなように、全く書く気はありませんでしたが、先の週、湿原なら多少涼しいかなと考え、余呉トレイルマップを見て池河内湿原散策を中心に、4等点名:岳山(だけやま)(獺谷山)~4等点名:女牛房の点線バリエーションルートを計画しました。余裕を持ち過ぎ、女牛房へ登っている時に、すでに最高気温に達して、まだ直線距離500mはある標高540mで嫌になり時間切れ敗退としました。駐車場は、日影なく42℃でした。その後、下記YAMAPのURLを見て、「敦賀の山々」という本があることを知り、早々に図書館の相互貸借で借りて読みました。こちらでは、知らない山が多いので紹介したいと思うとどうしてもそのきっかけの山となります。
・前書き:そうは言っても、後述するように下山のルートは、地形図だけ見て選ぶなら取らないルートで散々迷いました。結局、自問しました。山を紹介したいのか? コースを紹介したいのか? 稲村ケ岳は、名前負けしているというより、名前勝ちです。それに麓の湿原や集落、杉箸の田園風景と静かに心に残ります。
・7月20日は3連休の中日ですが、参院選投票日で、期日前投票を済ませ、多少とも人少ないかと甘い考えを持って出ました。北陸道、長浜から1車線通行のため渋滞。木之本で一旦解消するも柳ヶ瀬トンネル手前から敦賀まで大渋滞。前回は8:50に着いています。湿原トイレは、きちんと管理されています。感謝しかないです。トイレの左の道をはいると通行止めのパイプ柵が置いてあり、腰くらいの草むらです。心配になりますが、50か100mも行けば抜けます。柿の木とか見られるので、昔は畑のようです。豪雨の爪痕で沢が大きく抉られ石ころがゴロゴロしています。道跡はわかりにくくなりますが、山斜面の端まで行って右へ歩くと2m幅くらいの古道となります。湿原の遊歩道として以前、整備されたようですが、荒れてきています。10m程下に水際が見えるだけで、湿原は木に隠れ全然見えません。
・堀状の道を上ると池河内越の峠でお地蔵様が簡易石室に祀られています。堀を上がって湿原の方に道があるか見てみましたが、道はないようでした。峠から少し先、幅広の急斜面は斜め右へ登り始めましたが、標高450mくらいで尾根もはっきりします。支尾根起点まで藪っぽいところはあります。さて、ここから右折、久しぶりに豪雪の重みで曲がった末広がりあるいは灌木のタコ足枝が待ち受ける。一番高いところより、空間が空いてそうな、やや下側を縫って歩きますが、埒開かず、左手方面へ歩くと植林に出ました。植林境を歩き、また高みを目指すためジャングルに入りました。ヘキヘキして少し明るそうな左に藪を漕ぐと明瞭な切り開き道に出て、すぐ三角点でした。URLの記録で展望期待できると思ったら、低木林の展望なしでした(帰って読み返すと、木に登ってらっしゃる、実力が全然違ってました。「敦賀の山々」では100m?ほど西に進んだ南尾根への降り口付近が180度、展望が良いようです。)。帰りは、先の踏み跡たどると植林に出て、藪なしで歩くことが出来ます。下山ルートの尾根は、ヤブツバキの案外な抵抗を受けながら尾根を見極め、降ったのですが、最後、沢へ降りるところが、3mほどの土崖で、周りは同じように急なので、灌木の枝に掴まってスピードを殺して滑り落ち、下のテラスに下りました。上で転落して転がると沢床の角石にぶつかるので危険です。このルートは、本来、地形図を見て決めるならもう1本、東の尾根を下るでしょうから、選ばないものです。往復の方がいいと思います。但し、峠への最後の標高差80mほどは、どこをみても同じような急斜面ですので、行きのコースを忠実に辿るのは難しいと思います。方向をしっかり確認できていれば池河内越の古道に合流します。また急斜面の降り口も、うっかりすると間違えやすいと思います。駐車場42℃、余呉トレイルは、真夏は止めて置いた方が良いです。
・余談:帰りは、信号による交互通行の柳ヶ瀬トンネル手前1kmでほぼ動かない渋滞。Uターンして塩津街道へ、道の駅あじかまの里2km手前から大渋滞、賤ヶ岳トンネルから少し走り始めました。温泉は、真夏は人気がないようで、あねがわ温泉も比較的空いていて、ゆったり出来ました。前回は、下山後、余呉トレイルマップで気になっていた池内山の北東標高350m(中河内塩買い道途中)にある仙人神社跡の入口を偵察するため獺河内(うそごうち)に寄りました。ちょうど北端の住居の方が外に居られましたので聞くと、30年くらい前に里に下ろした。それまでは4月の一日、当番が掃除をしに行って、終わると持っていったお酒を飲んで帰ってきた、ということでした。名前の言われは知らない、今は、そこの八幡神社に祀られているということで、写真を撮りに行きました。有難うございました。因みに池河内は、今は1軒しか住んでないということでしたが、車があったので、3軒ぐらいは人がいるようです。
・注:余呉トレイルマップについては、下記URLヤマニア三足富士を参照してください。
・注:女牛房の読みは、点の記から取りました。「敦賀の山々」では、字名が「じょごぼ」となっています。
・「敦賀の山々 ーハイキングコースガイドブックー 」田中完一/編集 敦賀山友クラブ発行 2008.10:目次から
1. 鉢伏山 2. 木ノ芽峠(万葉古道) 3. 五幡山(万葉古道、ウツロギ峠、利椋峠) 4. 獺谷山 5. 池内山 6. 池河内湿原 7. 荒谷山 8. 中池見湿地 9. 天筒山・金ケ崎 10. 衣掛山・堂山 11. 岩籠山・夕暮山 12. 三足富士・疋田 13. 深坂峠(深坂古道) 14. 稲村ケ岳 15. 唐子山 16. 柳ケ瀬山(玄蕃尾城趾) 17. 行市山 18. 三方ケ岳 19. 東ケ谷山 20. 乗鞍岳 21. 黒河峠・葦原山 22. 三国山・赤坂山 23. 葦谷山 24. 池の原湿原 25. 鬼ケ滝 26. 野坂岳 27. 井ノ口山 28. 旗護山 29. 三内山 30. 西方ケ岳・ 蠑螺ケ岳
 ※ 敦賀三山や道路地図に載っている山は省き、ちょっと注を書いておきます。
 3. いつはたやま428.7m:杉津、五幡地区の山(利椋峠のヨミは、とくらとうげ) 4. うそたにやま441.5m ルート図参照 5. いけうちやま 並びに8.9は「山たまごの東海岳行」さんの記録参照。7. あらたにやま516.4m :敦賀インター東の山 10. きぬかけやま181m・ どうやま224.9m:北陸本線衣掛トンネル上 12. みあしふじ:登山道ないということで、疋田と疋壇城址の紹介。ヤマニア記録内のURLコースを、歩いてないですが推奨します。 14. 南の割谷林道が山頂直下まで行っているので、そちらを利用。但し、短いとは言え、踏み跡が不明瞭と思われるのでハイキングではないと思います。 15. からこやま662.2m:柳ヶ瀬トンネルの南方の山 16. やながせやま439.2m:柳ヶ瀬トンネル南 19. ひがしがたにやま657.5m:国道161号山中より北東の山 21. くろことうげ565m・あしはらやま819m:後者は、高島トレイルの芦原岳から北の独立標高点 22.赤坂山は、敦賀市ではないので番外 23. あしたにやま866m:野坂岳南の山 24. 529m:黒河川源流に位置する。 25. おにがたき:ヤマニア2013/8/4参照 27. いのくちやま539.9m:美浜町境、関峠南方の山 29. みうちざん521.6m
※副題に、ハイキングコースガイドブックとあり、ハイキングコースもありますが、基本、山歩きと考えておくべきでしょう。 ※標高は、同書からそのまま取りました。
URLYAMAP 稲村ケ岳https://yamap.com/activities/17722858
中河内の隣の池河内の湿原から山へ(中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル)10月1日にサービス終了のようです。https://blog.goo.ne.jp/yogo-trail/e/1b6a84614c8f0f003ac28d2ed3328000
ヤマニア:2024/9/17三足富士https://yamania.net/ourreports/2024ourreports/202409miasihuji/202409miasihuji.html#gsc.tab=0
池河内湿原の案内は、「山たまごの東海岳行」さんにあるリンク先が大変便利です。http://tokaigakko.sakura.ne.jp/page-867.ikeuti.html
この道往けば act2 敦賀市道池河内樫曲線https://konomichiikeba-rin0696.amebaownd.com/posts/6394045/
入浴あねがわ温泉
写真池河内湿原駐車場トイレと登山道は左
池河内越のお地蔵様
標高600m支尾根起点
4等点名:女牛房
同山頂から西方向
標高370m沢横
付:仙人神社

スポンサーリンク

© 2012 - 2021 yamania.net